東京都選定歴史的建造物とは?東京の近代建築・銭湯・橋を街歩きで見るガイド

東京都選定歴史的建造物の街歩きガイドを表す、近代建築、銭湯、教会、橋を描いたアイキャッチイラスト

東京を歩くと、学校、教会、銀行、老舗料理店、銭湯、橋、旧水門など、街角の風景を支えてきた古い建物に出会います。建物が残った経緯や周辺の景観との関係を知ると、東京の歴史を街並みからたどれます。

東京都選定歴史的建造物は、愛称を「東京歴建」といい、歴史的建造物を街並みの中で保存・活用する東京都の制度です。

30秒で分かる結論

  • 東京都選定歴史的建造物は、東京都景観条例に基づき、歴史的価値を持ち、景観上重要な建造物を東京都知事が選定する制度です。
  • 文化財指定とは別の制度で、建物を街並みの景観資源として保存・活用します。
  • 2025年10月3日現在、東京都公式ページでは111件が選定されています。
  • 選定対象には、近代洋風建築、大学・学校、教会、商業建築、住宅、銭湯、橋、水門などがあります。
  • 内部や敷地の公開状況は建物ごとに異なります。街歩きでは外観、周辺の通り、用途、現在の使われ方を見るのが基本です。
  • 2025年10月には、高輪教会、常盤堂雷おこし本舗雷門本店、曙湯、鶴の湯、東京浴場、明神湯の6件が新たに選定されました。

東京都選定歴史的建造物とは何か

東京都選定歴史的建造物は、東京都景観条例に基づき、歴史的な価値を有する建造物のうち、景観上重要なものを東京都知事が選定する制度です。東京都都市整備局の説明では、令和7年(2025年)10月3日現在で111件が選定されています。

選定では、歴史的価値に加えて、東京の景観づくりにおける重要性が問われます。原則として建設後50年を経過していること、地域の歴史的景観を特徴づけること、地域のランドマークとしての役割を果たすこと、都民になじみが深く地域のイメージの核になっていること、外観を容易に確認できることなどが基準として示されています。

対象には、現役の学校、教会、飲食店、銭湯、道路橋、水門跡などがあります。

所有者の同意と保存支援が大切な制度

制度資料では、所有者の事情を考慮し、ゆるやかに保存しながら景観づくりに活用する考え方が示されています。選定は、景観審議会への諮問・答申、所有者の同意、区市町村長の意見を経て、告示へ進みます。

東京都は、現状変更時の届出、説明板やパンフレット、講演会・見学会、東京歴史まちづくりファンドによる保存経費の一部助成を通じ、保存と活用を支援しています。

企業所有の歴史的建築は、東京の企業迎賓館・会員制施設で、保存と現在利用の両面から紹介しています。

「欠番」があるのはなぜか

東京都公式一覧の選定番号には欠番があります。過去に選定された建物の一部が、重要文化財や有形文化財に指定・登録されたり、滅失したりして、東京都景観条例に基づく選定を解除されたためです。

欠番には、別の保護制度への移行による解除も含まれます。三越日本橋本店、早稲田大学大隈記念講堂、勝鬨橋、永代橋、清洲橋などは、重要文化財など別制度で扱われるようになり、東京都選定歴史的建造物としての選定を解除されました。

重要文化財や登録有形文化財とは何が違うのか

東京には、国の重要文化財、登録有形文化財、東京都指定文化財、区市町村指定文化財、東京都選定歴史的建造物など、複数の制度があります。

文化財制度は文化財としての価値を保護し、東京都選定歴史的建造物は景観上重要な歴史的建造物を街並みの中で保存・活用します。

制度主な主体街歩きでの見え方ポイント
国宝・重要文化財(建造物)歴史上・芸術上・学術上の価値が特に高い建物。修理や公開施設として見られる例もあります。重要なものを厳選し、保存修理や防災などを重視します。
登録有形文化財(建造物)近代建築、商家、住宅、駅舎、橋など幅広い建物に見られます。届出制と指導・助言を基本とする、比較的ゆるやかな保護制度です。
東京都指定文化財東京都教育委員会東京都にとって重要な文化財として指定された建物や史跡などです。文化財保護の制度として、教育委員会の所管で扱われます。
東京都選定歴史的建造物東京都都市整備局街並みの中で外観や周辺景観を見て楽しみやすい建物が多いです。景観条例に基づく制度で、外観保存、所有者の同意、景観形成、保存支援と関係します。

勝鬨橋・永代橋・清洲橋は重要文化財指定により、現在の東京都選定歴史的建造物一覧では欠番です。一方、蔵前橋、厩橋、駒形橋、吾妻橋、白鬚橋、両国橋、言問橋などは、選定歴史的建造物として橋梁景観を伝えています。

選定される建物にはどんな種類があるのか

選定対象は、東京の近代化、震災復興、教育、宗教、商業、暮らし、土木インフラを伝える幅広いジャンルに及びます。

ジャンル代表例街歩きでの見方
近代洋風・事務所建築近三ビルヂング、ヨネイビルディング、第一生命日比谷ファースト、日証館柱、窓割り、石材風の外装、街区の角地での見え方を見ると、商業都市東京の顔が分かります。
学校・大学早稲田大学、立教大学、東京大学、津田塾大学、上智大学などの校舎・門キャンパスの軸線、門、校舎群、樹木と一体になった景観を見るのがポイントです。
教会・宗教建築カトリック築地教会、安藤記念教会、カトリック目黒教会、高輪教会、カトリック赤羽教会礼拝の場であることを尊重しながら、外観、屋根、窓、周囲の住宅地との関係を見ます。
商業建築・老舗店舗いせ源、神田まつや、ぼたん、竹むら、伊勢丹新宿本店、常盤堂雷おこし本舗雷門本店看板、軒、出入口、通りとの距離、店の営業と歴史的景観の両立に注目します。
銭湯建築曙湯、鶴の湯、東京浴場、明神湯唐破風、入母屋破風、煙突、懸魚、植栽など、住宅地の中のランドマーク性を見ます。
住宅・邸宅・宿泊建築旧小笠原邸、葛飾区山本亭、光風亭、八芳園、鳳明館台町別館、塔の家、ヒルサイドテラス邸宅、庭園、都市住宅、宿泊施設など、時代ごとの住まい方の違いが見えてきます。
橋・水門・土木構造物旧岩淵水門、蔵前橋、厩橋、駒形橋、吾妻橋、白鬚橋、両国橋、言問橋、旧小松川閘門、万世橋、日光橋構造形式、川との関係、親柱、銘板、歩道からの眺めを見ると、都市インフラの歴史が分かります。

2025年に新たに選定された6件

2025年10月3日には、東京都選定歴史的建造物として6件が追加されました。日本基督教団 高輪教会、常盤堂雷おこし本舗 雷門本店、曙湯、鶴の湯、東京浴場、明神湯です。

高輪教会は昭和初期の木造教会建築、常盤堂雷おこし本舗 雷門本店は浅草寺・雷門周辺の商業景観を伝えます。4つの銭湯は、東京の生活文化と宮造り風の銭湯建築を伝え、現在も地域の暮らしの中で使われています。

東京の街歩きで見やすい代表的な歴史的建造物

東京都公式一覧は、内部や敷地が原則非公開で、見学には各管理者への問い合わせが必要と案内しています。公開施設、営業店舗、外観中心の建物を分けて確認すると、訪問方法を判断しやすくなります。

見学しやすさ代表例楽しみ方
屋外から見やすい旧岩淵水門、蔵前橋、厩橋、駒形橋、吾妻橋、白鬚橋、両国橋、言問橋、万世橋、日光橋橋の上や川沿いから、構造、親柱、川との関係を観察できます。
公開施設として訪ねやすい国立国会図書館国際子ども図書館、東京都復興記念館、葛飾区山本亭、禅文化歴史博物館など内部空間、展示、庭園、改修の様子を含めて見られる場合があります。
営業店舗として利用できるいせ源、神田まつや、ぼたん、竹むら、常盤堂雷おこし本舗 雷門本店など食事や買い物を通じて、建物が今も使われていることを体感できます。
銭湯として利用できる場合がある曙湯、鶴の湯、東京浴場、明神湯入浴客として利用し、外観や脱衣所まわりの雰囲気を味わいます。
外観中心で見る学校、病院、教会、私有建物、住宅系建築通りから見える外観、門、屋根、周辺景観との関係を見ます。

教会・学校・銀行・商業建築で見る東京の近代化

近代建築を見る際は、学校、教会、銀行・事務所、商業建築に注目すると、東京の近代化の過程をたどれます。

早稲田大学、立教大学、東京大学、津田塾大学、上智大学などの校舎や門は、高等教育の広がりとキャンパス形成の過程を伝えます。門、正面軸、樹木、広場、周辺の学生街を一緒に見ると、大学が地域の景観に与えた影響を把握できます。

教会建築には、カトリック築地教会、安藤記念教会、カトリック目黒教会聖アンセルモ聖堂、カトリック赤羽教会、2025年選定の日本基督教団 高輪教会があります。屋根、塔、窓、壁面の意匠が、街角に独特の景観をつくっています。

近三ビルヂング、ヨネイビルディング、第一生命日比谷ファースト、日証館、伊勢丹新宿本店、紀伊國屋ビルディングなどは、東京が商業・金融・出版・流通の中心として発展した過程を伝えます。

丸の内・日比谷方面の近代建築は、丸の内エリアの歴史と建築ツアーや、丸の内の建築&歴史散歩の記事でも紹介しています。

銭湯・店舗・住宅で見る暮らしの歴史

選定対象には、暮らしに近い建物も含まれます。

神田のいせ源、神田まつや、ぼたん、竹むらは、老舗の食文化と木造商業建築が結びついた例です。看板、暖簾、入口、通りとの距離、周辺の路地や古書店街・飲食街を合わせて見ると、商売と景観の関係が分かります。

2025年選定の常盤堂雷おこし本舗 雷門本店は、浅草寺や雷門周辺の景観を構成する商業建築です。参道、観光客の流れ、老舗菓子店の看板、鉄筋和風の外観が浅草の街並みに組み込まれています。

曙湯、鶴の湯、東京浴場、明神湯では、唐破風、入母屋破風、煙突、懸魚、植栽、玄関まわりの造作から、銭湯が地域のランドマークとして機能してきたことが分かります。東京都は「東京型銭湯」の魅力発信も進めています。

住宅・邸宅系では、旧小笠原邸、葛飾区山本亭、光風亭、八芳園、鳳明館台町別館、塔の家、ヒルサイドテラスなどを通じて、邸宅、庭園、都市住宅、集合的な商業・住宅空間の違いをたどれます。大名屋敷や実業家の邸宅文化から、戦後の都市住宅、現代建築への移行まで、東京の住まい方の変化が表れています。

橋や土木構造物で見る都市インフラの歴史

選定対象には橋や水門などの土木構造物も含まれます。東京の都市形成は、川、橋、運河、水道、道路の整備と結びついています。

隅田川では、蔵前橋、厩橋、駒形橋、吾妻橋、白鬚橋、両国橋、言問橋が選定されています。側面、親柱、照明、銘板、アーチや桁の形には、水辺景観を意識した設計が表れています。

旧岩淵水門は、荒川放水路と隅田川の関係を伝える土木遺産です。荒川と隅田川の分岐、河川敷の広さ、水門の配置から、治水のために都市と河川が改造された過程を確認できます。

橋や水門の観察方法は、日本の土木の歴史|川・ダム・橋・港はどう日本をつくったのかでも紹介しています。

区市町村別に見る東京都選定歴史的建造物

東京都公式一覧をもとに、2026年7月確認時点の111件を区市町村別に整理しました。複数区にまたがる橋は「複数区・橋梁」としてまとめています。所在地や公開状況は変わるため、訪問前に東京都公式一覧や各管理者の公式情報を確認してください。

区市町村東京都選定歴史的建造物件数
千代田区東京ルーテルセンタービル、いせ源本館、神田まつや、ぼたん、竹むら、第一生命日比谷ファースト(旧第一生命館)、万世橋(一般国道17号)、上智大学一号館8件
中央区近三ビルヂング(旧森五商店東京支店ビル)、聖路加国際病院(チャペル及び付属する旧病棟)、ヨネイビルディング、カトリック築地教会聖堂、中央区立常盤小学校、中央区立泰明小学校、鈴木ビル、中央区十思スクエア(旧中央区立十思小学校)、日本橋ダイヤビルディング(旧三菱倉庫江戸橋倉庫ビル)、宮川食鳥鶏卵、日証館11件
港区西町インターナショナルスクール 松方ハウス、虎ノ門 金刀比羅宮、日本基督教団安藤記念教会会堂、港区立高輪台小学校、高輪消防署二本榎出張所、聖心女子学院正門、普連土学園中学校舎、八芳園(壺中庵)、日本基督教団 高輪教会9件
新宿区早稲田大学2号館(旧図書館)、早稲田奉仕園スコットホール、日立目白クラブ(本館及び別館)、聖母病院、新宿区立林芙美子記念館、旧小笠原邸、伊勢丹本店本館(伊勢丹新宿本店)、新宿御苑旧御凉亭(台湾閣)、紀伊國屋ビルディング、早稲田大学1号館10件
文京区東京大学広報センター(旧医師会事務局)、東京大学七徳堂、東京大学農学部3号館、根津二丁目の蔵(クラシックガーデン文京根津)、鳳明館台町別館、東京大学 龍岡門(門、門衛所)、東京大学 農正門(門、農学部門衛所、農学資料館)、東京大学 弥生門(門、門衛所)8件
台東区上田邸(旧忍旅館)、国立国会図書館国際子ども図書館、東京藝術大学赤レンガ1号館、東京藝術大学赤レンガ2号館、東京藝術大学陳列館、東京藝術大学正木記念館、東京藝術大学旧東京美術学校玄関、旧博物館動物園駅駅舎、常盤堂雷おこし本舗 雷門本店、曙湯、鶴の湯11件
墨田区東京都慰霊堂、東京都復興記念館2件
江東区凉亭1件
品川区カトリック目黒教会聖アンセルモ聖堂、東京浴場2件
大田区明神湯1件
世田谷区静嘉堂文庫、岩崎家玉川廟、駒澤大学耕雲館(禅文化歴史博物館)、清明亭、光風亭(旧馬場正治烏山別邸)5件
渋谷区明治神宮桃林荘、塔の家、ヒルサイドテラス A・B棟3件
杉並区浴風会本館1件
豊島区立教大学本館(モリス館)、メーザーライブラリー記念館・旧館(旧立教大学図書館旧館)、立教学院諸聖徒礼拝堂、立教大学 第1食堂、立教大学 2号館、立教大学 3号館6件
北区旧岩淵水門、東京都北区立中央図書館(旧東京第一陸軍造兵廠第一製造所 赤レンガ棟)、東京都北区立中央公園文化センター(旧東京第一陸軍造兵廠本部事務所)、カトリック赤羽教会4件
葛飾区柴又帝釈天題経寺大客殿、葛飾区山本亭2件
江戸川区旧小松川閘門1件
複数区・橋梁蔵前橋、厩橋、駒形橋、吾妻橋、白鬚橋、両国橋、言問橋7件
小平市津田塾大学本館、武蔵野美術大学4号館、小平市平櫛田中彫刻美術館記念館(旧平櫛田中邸)3件
府中市髙安寺本堂、髙安寺山門、髙安寺鐘楼、聖将山東郷寺山門4件
東久留米市自由学園初等部食堂、自由学園 ラーニングコモンズ(旧男子部体育館)2件
東大和市村山下貯水池第一取水塔1件
八王子市大学セミナーハウス本館1件
三鷹市ルーテル学院大学(旧日本ルーテル神学大学)チャペル、本館、図書館及び寮棟1件
青梅市寿々喜家、永濱邸、昭和レトロ商品博物館3件
日野市渡邉家(蔵)1件
国分寺市大倉喜八郎 進一層館(Forward Hall)1件
福生市日光橋1件
奥多摩町丹三郎屋敷長屋門1件

初心者向け:現地での見方

現地では、建築様式名よりも、建物が残った理由と周辺景観との関係に注目すると理解しやすくなります。

まず外観を見る

屋根の形、窓の配置、入口、柱、看板、煙突、門、塀、橋の親柱など、通りから見える要素を観察します。外観を容易に確認できることも選定基準のひとつです。

建物の用途を見る

学校、教会、銀行、店舗、住宅、銭湯、橋では、用途に応じて形が異なります。用途を知ると、窓、入口、煙突、橋幅などの理由を読み取れます。

周辺の街並みとの関係を見る

前面道路、隣の建物、坂、川、商店街、学校の門前、住宅地とのつながりを見ます。周辺景観との関係が、選定歴史的建造物の特徴です。

保存されている理由を考える

建物が残った背景には、公共施設としての継続利用、所有者の保存、地域のランドマーク性、営業上の価値があります。保存には、所有者、利用者、地域、制度、資金が関わります。

内部公開の有無を確認する

内部公開の有無は公式情報で確認します。公開施設のほか、学校、病院、住宅、教会、営業店舗など外観中心で見る建物があります。現在の利用を妨げずに見学することが基本です。

よくある誤解

誤解1:東京都選定歴史的建造物は全部、自由に見学できる

内部公開の可否は施設ごとに異なります。多くは現役の学校、病院、教会、店舗、銭湯、住宅系建物です。外観を中心に見て、内部見学は各管理者の公式情報に従います。

誤解2:文化財ではないから価値が低い

文化財制度とは目的が異なります。東京都選定歴史的建造物は、景観上重要な歴史的建造物を街並みの中で保存・活用する制度です。文化財指定により選定解除される例もあります。

誤解3:古い建物ならすべて選定される

選定には、原則として建設後50年を経過していることに加え、地域の歴史的景観、ランドマーク性、地域との結びつき、外観の確認しやすさなどの基準があります。

誤解4:選定番号が飛んでいるのはミス

欠番は、重要文化財や有形文化財への指定・登録、滅失などによる選定解除で生じています。

今後の個別記事展開に向けた見方

個別の建物は、設計者、所有者、建設年代、周辺の都市史、保存の経緯、現在の利用状況を合わせて見ると、景観上の位置づけを把握しやすくなります。

高輪教会では昭和初期の木造教会建築と高輪台地、銭湯では住宅地、入浴文化、煙突、宮造り風意匠、常盤堂雷おこし本舗 雷門本店では浅草寺、雷門、観光商業、鉄筋和風建築、旧岩淵水門では荒川放水路、隅田川、治水、防災の関係が主な観察対象です。

関連テーマは、街歩き・美術館・神社・文化を楽しむ入門記事集近代化産業遺産とは?工場・鉱山・港・鉄道から読む日本近代化暗渠まるわかりガイドでも扱っています。

FAQ

東京都選定歴史的建造物はどこで調べられますか?

東京都都市整備局の公式ページで、名称、所在地、建設年、構造、選定年度などを確認できます。所在地や管理状況は、各建造物の管理者・公式サイトも確認してください。

全部で何件ありますか?

東京都都市整備局のページでは、令和7年(2025年)10月3日現在で111件が選定されています。

内部見学はできますか?

公開施設や営業店舗として利用できる例がある一方、内部や敷地を公開していない建物も多くあります。訪問前に公式情報を確認してください。

文化財と同じですか?

別の制度です。文化財制度は文化財保護法や文化財保護条例に基づき、東京都選定歴史的建造物は東京都景観条例に基づきます。文化財指定により選定解除される例もあります。

街歩き初心者におすすめの見方は?

外観、用途、周辺の街並み、説明板、最寄りの川や坂、商店街との関係を見ます。建築様式名よりも、建物が現在の場所に残った理由を考えると理解しやすくなります。

まとめ

東京都選定歴史的建造物には、近代洋風建築、学校、教会、老舗店舗、銭湯、住宅、橋、水門が含まれます。建物の用途、現在の使われ方、周辺の通りや川、坂、商店街との関係から、東京の歴史的景観を読み取れます。

参考資料

  1. 東京都都市整備局「歴史的景観の形成|街並み景観」
  2. 東京都都市整備局「東京都選定歴史的建造物 一覧」
  3. 東京都「東京都選定歴史的建造物を6件新たに選定しました」(2025年10月3日)
  4. 東京都都市整備局「東京都選定歴史的建造物について」(令和2年2月版PDF)
  5. 文化庁「文化財の種類,指定・選定・登録」
  6. 文化庁「有形文化財(建造物)」
  7. 東京都教育委員会「都内の文化財情報」
  8. 国指定文化財等データベース
  9. 東京歴史まちづくりファンド
  10. With! 東京歴建PROJECT
  11. 東京都都市整備局「東京型銭湯」