初めての人には何をどう楽しめばいいのかわからないと思います。私も同じ感じでした。なにもしらずにいってみて感じたまま楽しむというのももちろんありです。楽しみ方は完全に自由ですが、毎週2回美術館に出向いている私の意見および他の人の意見を参考にこうしたらよいというのをまとめます!
博物館・美術館とは
日本語では美術館と博物館は結構区別されがちですが、美術館も博物館です。英語ではどちらもミュージアムです。区別されて浸透されてしまっているのでここでも名前をわけて使用します。
博物館法では博物館は次のように定められています。
歴史資料や美術品や自然史資料、動植物など、資料の種類に関わらず、資料の収集・保管(育成)、展示、資料についての調査研究、教育普及活動やレクリエーションに資するために必要な事業等を行うことを目的とする機関
博物館法とは https://museum.bunka.go.jp/museum/act/
常設展、企画展、特別展
美術館、博物館共通の話です。それぞれの特徴は以下です。
常設展 | その館の所蔵品を年中展示しているのが常設展です。常設と書いていますが、展示内容は定期的に変更されていることが多いです。そのため東京国立博物館では常設展と呼ばず、総合文化展と呼ばれています。 |
企画展 | 特定の期間限定であるテーマを持たせて開催される展覧会です。常設展と別の料金が必要なこともありますし、常設展の料金に含まれていることもあります。その館の所蔵品をテーマに沿って集めて展示することもあれば外部から借りる場合もあります。 |
特別展 | 企画展と明確な区別はありません。主催者がどう呼んでいるかの問題です。一般的には企画展よりもプレミアム感があり、料金も高い傾向にあり、外部から作品をあつめて展示てしていることが多いと思います。決められたものではないので企画展、特別展とは違う呼び方をする展覧会もあります。 |
美術館を楽しむポイント
展示物
作家の生涯や歴史的背景
建物や空間
美術館を楽しむための予習の仕方
美術館を楽しむための持ち物
美術館での周り方
まずはロッカーに不要な荷物を預けましょう
基本的にはロッカーが設置されており、無料です。100円硬貨が必要なロッカーもありますが使用後返却されます。今まで有料だった美術館、博物館はひとつもありませんでした。ロッカーがないところもたまにあります。受付で預かってくれるところもありますので確認してみてください。大きな荷物持ち込み禁止のところもあります。
はじめに「はじめに」を読みましょう
「はじめに」以外には「あいさつ」とか「◯◯について」などと書かれているかもしれません。これは予習をしていればサイトなどに記載されている内容と同じです。今回は何の展覧会なのかを書いてくれています。これを知った上で鑑賞しましょう!
鑑賞するペースや順番は自由
これは完全に人によりますし決まったものはありません。気分によってもかわることもあるでしょう。
私がよくやっているパターンを紹介します。
- まずは最後までさ〜っと見て回る。10分〜20分くらいでしょうか。展示の構成など全体像をみます。
- 初めに戻ってじっくり見ます。どれくらいじっくり見るかはばらつきがあります。人気の展覧会ではかなり人が多いので空いてるところからどんどん見ていきます。列に並ぶ必要はありません。🎨を鑑賞するときは心の中で絵の解説をするのもいいと思います。何を書いているか、印象、特徴などこの絵を誰かに紹介するイメージで鑑賞するのはおすすめです。全部これをやるのは大変ですが!
- 最後まできたらもう一度初めにもどって復習します。ちがった視点でみたりするのもいいですね。
こんな感じで回っています。内容によってはさっと見て回って終わる場合もあるので、好きなスタイルでいいと思います。
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