

渋谷区南平台町
明治半ばから邸宅街として発展したこの地は、重要文化財の旧内田定槌邸や大西瀧治郎の官舎、岸信介や三木武夫といった歴代首相の私邸が置かれた歴史を持ち、特に岸邸周辺は政治的・宗教的交流の場ともなりました。また、映画監督の市川崑や脚本家の関沢新一ら文化人の拠点、山階鳥類研究所の旧所在地としても知られており、政治・文化の両面で重要な足跡を残しています。
行くところ
- 渋谷区文化総合センター 大和田(桜丘町)
かつての大和田小学校跡地に建設された複合施設で、2010年の開館以来、文化・教育・福祉の拠点となっています。最大の見どころは最上階にある12階のプラネタリウムだった? - 東京渋谷福音教会(南平台町)
韓国系の教会? 教会沿革(公式HP) - 秀和第二南平台レジデンス(南平台町)
統一教会(現・世界平和統一家庭連合)の以前の日本本部。現在は松濤1-1-2にある。隣は1960年代は岸信介(1896-1987)が住んでおり、その後、高峰三枝子(1918-1990)が住んでいた。高峰は歌う映画スターの草分け的存在であり、1950年『情熱のルムバ』の出演料で、西郷隆盛の次男の西郷午次郎の長男の隆一が所有していた渋谷区南平台町の土地500坪を購入した。1960年、岸は内閣総理大臣を退任。それに伴い、高峰から借り受けた南平台町の土地の一部と、複数の邸宅のうち、首相公邸として使っていた建物を高峰に返却した。1964年に宗教法人の認可を受けた統一教会は岸が返却した当地に移転。首相公邸として使われていた建物は教団本部の建物となり、教団本部と岸の私邸は隣続きになった。
・岸信介などの家系図
・安倍晋三(1954-2022)の幼少期の写真 - 三木武夫旧居(南平台町)
「クリーン三木」と呼ばれた第66代内閣総理大臣、三木武夫がかつて私邸として使用していた建物です。現在は「南平台倶楽部」として、三木武夫・睦子夫妻の志を継ぐシンクタンクや交流の場としての役割を担っています。かつては記念館として一般公開されていた時期もあり、戦後政治の重要な決定が行われた歴史の舞台としての重みと、当時の邸宅建築の趣を今も色濃く残しています。 - 市川崑記念室(南平台町)
「ビルマの竪琴」や「東京オリンピック」などで知られる巨匠・市川崑(こん)(1915-2008)監督が、50年にわたり創作の拠点とした旧宅の一部を公開している記念室です。映画ファンにとっては聖地のような場所となっています。市川監督はスタッフから「南平台」という愛称で呼ばれるほどこの地に深く根付いていました。 - 菅刈公園(青葉台)
西郷隆盛の弟・旧西郷従道邸の和風庭園部分を復元・整備した公園です。江戸時代の回遊式庭園を再現した大名庭園の趣があり、四季折々の花々や池の景観を楽しむことができます。復元された茶室や歴史資料館も併設されており、幕末から明治にかけての華やかな貴族文化の片鱗を感じることができます。 - 西郷山公園(青葉台)
菅刈公園と同じく、西郷隆盛の弟・従道の邸宅跡地の一部であり、その名の通り小高い丘(西郷山)の地形を活かした公園です。見どころは展望台からの眺望で、冬の晴れた日には遠く富士山を望むことができ、ドラマのロケ地としても頻繁に使われるほど景観が優れています。斜面を利用した滝や、冬に咲く河津桜など、起伏に富んだ地形ならではの自然の美しさが魅力です。 - 渥美俊一記念館(鉢山町)
日本のチェーンストア理論の先駆者であり、「ペガサスクラブ」を主宰した渥美俊一氏の功績を称える資料館です。氏が収集した膨大な蔵書や経営に関する資料が保管されており、日本の小売業界の近代化を支えた思想の根源に触れることができます。専門 - 鉢山公園(鉢山町)
高級住宅街が広がる鉢山町の中心に位置する、地域に根差した落ち着いた公園です。 - 石井幹子「MOTOKO LIGHTS」(桜丘町)
世界的な照明デザイナー・石井幹子氏の事務所に併設された、光の演出が楽しめるスポットです。東京タワーやレインボーブリッジのライトアップを手がけた石井氏による、最新の照明技術と芸術性が融合した幻想的な輝きが特徴です。
