上皇后美智子の生家「ねむの木の庭」、有名実業家の豪邸など庭園、建物、裏路地、新緑を楽しむ白金台と白金散歩

旧正田邸跡に整備された品川区立ねむの木の庭

白金台・白金は、江戸時代の大名屋敷の跡、近代の邸宅地、庭園、寺社、坂道が近い範囲に重なる地域です。今回の散歩では、品川区東五反田の池田山公園と上皇后美智子さまの生家・旧正田邸跡に整備された「ねむの木の庭」から、白金台の瑞聖寺・八芳園を経て、白金の白金氷川神社、旧服部金太郎邸、蜀江坂、北里柴三郎ゆかりの地域まで歩きます。

見どころは、旧岡山藩池田家下屋敷の地形を生かした池田山公園、正田家ゆかりの植物が残るねむの木の庭、江戸期から続く八芳園の庭園、国指定重要文化財の瑞聖寺大雄宝殿、実業家の邸宅が点在する白金の街並みです。大名屋敷から近代の邸宅地へと土地の使われ方が変わった流れを意識すると、庭園や豪邸がこの地域に集まる背景が分かりやすくなります。

【紫色:主な見附 白色:主なスポット 青色:現在の主要線路】見附とは見張り番所がある城門のことで、江戸城の見附は主に枡形門と堀に架けられた橋が一体となったものが多かった。実際は36以上あったが俗に江戸城三十六見附と呼ばれている。現在でも一部残っている。
赤坂(あかさか) 麻布十番(あざぶじゅうばん) 麻布台(あざぶだい) 麻布永坂町(あざぶながさかちょう) 麻布狸穴町(あざぶまみあなちょう) 愛宕(あたご) 海岸(かいがん) 北青山(きたあおやま) 港南(こうなん) 芝(しば) 芝浦(しばうら) 芝公園(しばこうえん) 芝大門(しばだいもん) 白金(しろかね) 白金台(しろかねだい) 新橋(しんばし) 台場(だいば) 高輪(たかなわ) 虎ノ門(とらのもん) 西麻布(にしあざぶ) 西新橋(にししんばし) 浜松町(はままつちょう) 東麻布(ひがしあざぶ) 東新橋(ひがししんばし) 三田(みた) 南青山(みなみあおやま) 南麻布(みなみあざぶ) 元赤坂(もとあかさか) 元麻布(もとあざぶ) 六本木(ろっぽんぎ)
荏原(えばら) 大井(おおい) 大崎(おおさき) 勝島(かつしま) 上大崎(かみおおさき) 北品川(きたしながわ) 小山(こやま) 小山台(こやまだい) 戸越(とごし) 中延(なかのぶ) 西大井(にしおおい) 西五反田(にしごたんだ) 西品川(にししながわ) 西中延(にしなかのぶ) 旗の台(はたのだい) 東大井(ひがしおおい) 東五反田(ひがしごたんだ) 東品川(ひがししながわ) 東中延(ひがしなかのぶ) 東八潮(ひがしやしお) 平塚(ひらつか) 広町(ひろまち) 二葉(ふたば) 南大井(みなみおおい) 南品川(みなみしながわ) 八潮(やしお) 豊町(ゆたかちょう)
城南五山(じょうなんござん)は、東京の城南地区にある高台5ヶ所の総称で、高級住宅街として知られる。島津山(しまづやま)、池田山(いけだやま)、花房山(はなぶさやま)、御殿山(ごてんやま)八ツ山(やつやま)。駅名を◯で囲っている。

港区白金台

白金台(しろかねだい)は、白金台一丁目から白金台五丁目まである。

住宅地として好適な環境を持つ土地として知られてきたが、バブル景気後半頃より洒落たレストランやカフェ、ブティックが目立ち始め、それらに伴い高級マンションが建つようになり、近年は高所得の住民が増加している。

一部の女性住民がマスコミにより「シロガネーゼ」として取り上げられた。俗に「しろがねだい」と読まれる場合があるが、町名の正しい読みは「しろかねだい」。

歴史的には、白金御料地と呼ばれ、近世には高松藩松平家の下屋敷があった。明治期には日本初の大規模屠殺場が開かれ、陸軍の火薬庫が一時置かれ、後に皇室財産(旧朝香宮邸)となっている。

港区白金

港区白金(しろかね)は一丁目から六丁目まである。古川(白金の北側)を超えれば港区南麻布の高台が広がる。

奇数の白金一、三、五丁目は古川沿いで、準工業地域で、偶数の白金二、四、六丁目は白金台沿いで、第一種中高層住居専用地域である。

旧白金御料地(国立科学博物館附属自然教育園など)・東京大学医科学研究所などと一帯となり、東京23区内でも指折りの緑地帯を形成している。これらの緑地帯は江戸時代に大名屋敷があった名残であり、広い区画が残っていたために財界人などの邸宅も見受けられ、高級住宅地として知られている地域もある。

今回のコース概要|池田山・白金台から白金へ

13:00から池田山・白金台を巡り、15:30から白金へ進む構成です。主要スポットは、池田山公園、ねむの木の庭、畠山美術館、三田用水路跡、瑞聖寺、八芳園、白金氷川神社、旧服部金太郎邸、蜀江坂、明治坂、コッホ・北里神社などです。本文に出発地点・到着地点・総距離の記録がないため、これらは推測せず、当日の時刻と訪問順をそのまま掲載します。

13:00〜池田山・白金台のルート

以下のリンクはGoogleマップのリンクです。マップの保存をしていれば説明がみれます。マップの保存についてはこちら

※全部は難しいので一部スキップします。

  1. 白金台どんぐり児童遊園(白金台)
  2. 塩山弥次右衛門尉の墓(ここから上大崎)
  3. 常光寺
    福沢諭吉(1835~1901)の墓があったが、1977年(昭和52)に港区の善福寺に改葬された
  4. 品川区立池田山公園(ここから東五反田)
    旧岡山藩主池田家の下屋敷跡に整備された公園です。高低差のある地形と池を中心とした回遊式庭園で、台地と低地が接する池田山の地形を現地で確認できます。
  5. 品川区東五反田の池田山公園の園内景観
    池田山公園、2009年。撮影:Kamemaru2000/Wikimedia Commons/CC BY-SA 3.0。
  6. 品川区立 ねむの木の庭
    上皇后美智子さまの生家である旧正田邸跡に、品川区が整備した公園です。園名は美智子さまが高校時代に作った詩「ねむの木の子守歌」にちなみます。園内では、正田邸にあった門や、バラ「プリンセス・ミチコ」をはじめとするゆかりの植物を見ることができます。
  7. 旧正田邸跡に整備された品川区立ねむの木の庭
    ねむの木の庭、2009年。撮影:Kamemaru2000/Wikimedia Commons/CC BY-SA 3.0。
  8. ふれあいガーデン「和」
  9. 荏原 畠山美術館(ここから白金台)※入館しません
  10. 三田用水路跡
  11. 三菱電機高輪荘(旧遠山芳三邸)
  12. 紫雲山瑞聖寺(ずいしょうじ)
    • 黄檗宗(おうばくしゅう)で、新見藩主の関氏の菩提寺。
    • 大雄宝殿は宝暦7年(1757)造で、国指定重要文化財。江戸に残された数少ない本格的な仏堂建築として貴重。
  13. 八芳園
    白金台に広がる日本庭園で、現在の庭園は江戸時代以来の土地の履歴を受け継いでいます。起伏のある園内には池や樹木が配置され、白金台に残る広い庭園空間を体感できる場所です。
  14. 港区白金台にある八芳園の正門
    八芳園 正門、2018年。撮影:江戸村のとくぞう/Wikimedia Commons/CC BY-SA 4.0。
  15. 覚林寺

15:30〜白金のルート

以下のリンクはGoogleマップのリンクです。マップの保存をしていれば説明がみれます。マップの保存についてはこちら

  1. スターバックス コーヒー 白金高輪店
  2. 白金氷川神社
  3. 幸福の科学 大悟館
  4. 今井記念館
  5. 旧服部金太郎邸(服部ハウス)
  6. 三菱商事白金ゲストハウス(ここはスキップ)
  7. 聖心女子学院正門(行き止まりのため前までいかない)
  8. 蜀江坂(入口まで)
  9. (経由地)
  10. 明治坂
  11. 雷神誕生の碑
  12. 国威宣揚石碑
  13. コッホ・北里神社
  14. 白金公園
  15. 白金ザ・スカイ

関連する現地散歩として、東京最古のカトリック教会〜元麻布・南麻布で神社仏閣教会、史跡をじっくり巡ろうもあります。

関連する現地散歩として、(不動前~下目黒)目黒競馬場跡などマニアックな史跡巡り散歩もあります。

白金台・白金を自分で歩くならTimeWalk

TimeWalkは、現在地や指定地点の近くにある歴史スポットを地図で探し、自分で歴史散歩を楽しめるWebアプリです。白金台・白金を歩く際も、周辺の史跡や神社仏閣、記念碑、歴史人物に関係する場所を探すのに使えます。

解説付きの街歩きに参加する

ゆる歴史散歩会では、東京の史跡、建築、坂道、地形、神社仏閣などを解説付きで巡る街歩きを開催しています。募集中の企画はイベント一覧で確認できます。

関連する現地散歩として、普段歩かない「上大崎」の裏路地(白金長者丸、花房山など)を歩くもあわせて参照できます。

この記事を書いた人
ゆる歴史散歩会 運営者
なかまつ

北海道大学工学部卒。現在はIT系会社員の傍ら、年間400回以上の街歩きイベントを企画し、これまで延べ25,000名以上の方にご参加いただいている、ゆる歴史散歩サークルを運営しています。東京の歴史・文化・建築・地形などを、初心者でも気軽に楽しめるイベントとして企画しています。

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