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漢字には五つの書体がある
蘭亭序(らんていじょ)
蘭亭序は王羲之(おうぎし、303-361)が書いた書道史上最も有名な書作品のことです。王羲之は中国東晋の政治家・書家で、梁の王志(おうし、460-513)と共に書聖と言われています。
漢字の表現方法を集大成したのがこの王羲之で、草書、行書、楷書の三体の書を完成させました。
日本の書体「かな」
中国から渡来した漢字は書写や記録に便利でしたが、日本語で情感や思想を表現するには、無理がありました。そこで、漢字の音(おん)だけを借用して一字一音式に国語を書き出すくふうがなされ、『万葉集』のような和歌を詠む場合に使いました。これを「万葉仮名(まんようがな)」といい、
中村不折
中村不折(なかむらふせつ、1866-1943)は洋画家および書家です。夏目漱石『吾輩は猫である』の挿絵もしました。書家としては、森鴎外の墓碑銘を揮毫したほか、全国に15ほどの石碑を揮毫したことが確認されています。
また中国の書や拓本の収集費用を賄うため、様々な企業や商品のロゴも作成しました。有名なものに清酒「日本盛」のロゴです。新宿中村屋のロゴも中村不折によるものです。
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