2027年、東京・深川の富岡八幡宮は御鎮座400年を迎えます。
この節目の年に注目されているのが、普段は境内の神輿庫で見る巨大な「御本社一の宮神輿」です。高さ4.39メートル、重さ約4.5トン。地元の「タウン誌 深川WEB」は、2027年8月15日の御鎮座四百年記念大祭で一の宮神輿の渡御が予定されていると報じています。
2025年には御本社二の宮神輿、2026年には54基の町神輿による本祭りの連合渡御が行われました。そして2027年は御鎮座400年。一見すると同じ「深川八幡祭り」でも、3年間で主役は大きく変わります。
普段は神輿庫に収まっている一の宮神輿が、400年の節目に動く予定であること。それが2027年の最大の見どころです。ここでは一の宮神輿の大きさと来歴、1991年の渡御、二の宮との違い、そして現時点で分かっている2027年の情報を整理します。
※2027年の祭礼情報は2026年8月17日時点で確認できる情報です。時刻・経路・渡御方法などは今後の発表に応じて更新します。
2027年の富岡八幡宮は何が特別なのか
富岡八幡宮は寛永4年(1627年)に創建され、2027年(令和9年)に御鎮座400年を迎えます。
富岡八幡宮の社報では、2027年8月に「御鎮座四百年奉祝大祭」を執り行うことが示されています。さらに地元の「タウン誌 深川WEB」は、2027年8月15日に「御鎮座四百年記念大祭」を行い、御本社一の宮神輿も渡御すると報じています。
深川八幡祭りは年によって中心となる行事が変わります。2025年は二の宮神輿渡御、2026年は3年に一度の本祭りとして町神輿の連合渡御が行われました。2027年は通常の祭礼周期に加えて、御鎮座400年という大きな節目が重なります。
2026年8月17日時点で、一の宮神輿の渡御時刻、経路、具体的な渡御方法は未発表です。「一の宮神輿が渡御する予定」であることと、「全行程を肩で担ぐこと」は分けて考える必要があります。
一の宮神輿とは
富岡八幡宮には現在、「御本社一の宮神輿」と「御本社二の宮神輿」という2基の大きな宮神輿があります。
かつては、江戸時代の豪商・紀伊国屋文左衛門が奉納したと伝わる3基の御本社神輿がありましたが、1923年の関東大震災で焼失しました。それから68年後の1991年、御本社神輿を復活させる形で奉納されたのが一の宮神輿です。
一の宮神輿は高さ4.39メートル、重さ約4.5トン。富岡八幡宮の御鎮座400年記念事業資料では「日本一の大神輿」と紹介され、ダイヤモンドやルビーなどの装飾も施されています。境内の神輿庫では、隣に並ぶ二の宮神輿との大きさの違いも実感できます。


一の宮神輿は普段から富岡八幡宮境内の神輿庫で見ることができます。通常は扉が閉まり、ガラス越しに見学する形ですが、行事などの際には扉が開かれていることもあります。神輿庫の場所はGoogleマップで確認できます。2027年の特別さは、普段ここで見る巨大な神輿が渡御する予定とされている点にあります。

一の宮神輿は大きく重いため、頻繁に担ぐことが難しい神輿でした。そこで1997年に新たに造られたのが二の宮神輿です。二の宮も高さ3.27メートル、重さ約2トンという巨大な神輿ですが、一の宮より小さく、氏子地域の渡御に使われてきました。

二の宮は、一の宮の巨大さと、実際の祭礼で神輿を動かす現実との間をつなぐ存在です。
一の宮神輿は過去にどのように渡御したのか
約4.5トンの一の宮神輿は、実際に人が担いだ記録があります。
富岡八幡宮が主体となる御鎮座400年記念事業の資料では、1991年の奉納時、一の宮神輿を御座船に載せ、15隻の大船団で東京湾を渡御したと説明されています。永代橋で陸揚げした後は、総勢800人で神社まで奉曳しました。
地元の「タウン誌 深川WEB」は、一の宮神輿について「奉納された平成3年に1度だけ担がれました」と紹介しています。2025年のニッポン放送による富岡八幡宮取材でも、平成3年の奉納時に一度だけ担いだと説明されています。
1991年には人が一の宮神輿を担いだ実績がある一方、奉納行事全体は「御座船での渡御→永代橋で陸揚げ→800人で奉曳」という構成でした。確認できる資料から、全行程を肩で担いだとは言えません。
その後、一の宮神輿が通常の長距離渡御で使われてこなかった背景には、約4.5トンという重量に加え、巨大な神輿を通す道路幅の問題もあります。2027年にどのような方法で一の宮神輿を動かすのかは、記念大祭の大きな注目点です。
2025・2026・2027年、3年間の深川八幡祭りを比較
2025年から2027年までを見ると、3年連続で違う見どころが続きます。
| 年 | 主な見どころ | ポイント |
|---|---|---|
| 2025年 | 御本社二の宮神輿渡御 | 約2トンの二の宮が氏子地域を渡御。8月17日に実施 |
| 2026年 | 本祭り・各町神輿連合渡御 | 54基の町神輿による連合渡御。8月16日に実施 |
| 2027年 | 御鎮座400年・一の宮神輿渡御予定 | 地元報道では8月15日に記念大祭と一の宮神輿渡御を予定 |
2025年8月17日には、御本社二の宮神輿が氏子地域を巡り、永代橋も渡りました。

2026年は3年に一度の本祭りで、氏子各町の54基の町神輿による連合渡御が8月16日に行われました。一基の巨大な宮神輿を見る年とは違い、深川の町全体に神輿が連なる光景が主役です。
2025年の二の宮神輿と2026年の本祭りについては、「深川八幡祭り2026の見どころ・日程・混雑|2025年の神輿渡御を現地写真でレポート」で現地写真とともに詳しく紹介しています。
2027年は御鎮座400年と一の宮神輿。3年間を並べると、深川八幡祭りは年によって主役や祭礼の形が大きく変わることが分かります。
2027年に一の宮神輿を見に行くために
2026年8月17日時点で確認できているのは、富岡八幡宮が2027年に御鎮座400年を迎えること、2027年8月に御鎮座四百年奉祝大祭が予定されていること、そして地元報道が8月15日の記念大祭と一の宮神輿の渡御を伝えていることです。
一方、次の内容は未発表です。
- 一の宮神輿の宮出し・宮入の時刻
- 具体的な渡御経路
- 肩で担ぐ区間と、それ以外の移動方法
- 担ぎ手の人数や参加方法
- 水かけの実施内容
- 交通規制
- 観覧しやすい場所
- 400年奉祝大祭全体の詳しい行事日程
最大の注目点は、約4.5トンの一の宮神輿を2027年にどう動かすのかです。1991年には実際に担がれた記録がありますが、2027年の方法は今後の発表で明らかになります。
普段は神輿庫で見る巨大な黄金神輿が、御鎮座400年の節目にどのような姿で深川の町へ出るのか。詳細発表後は、時刻・経路・観覧情報をこの記事へ追記します。
参考資料
- 富岡八幡宮「社報 富ヶ岡 No.117(令和7年夏号)」
- 富岡八幡宮「深川八幡祭り」
- 富岡八幡宮「御鎮座400年大改修事業|深川八幡祭りと神輿文化を未来に繋ぐ」(CAMPFIRE公式プロジェクト)
- タウン誌 深川WEB「富岡八幡宮が令和9年に400年大祭!客殿建設など記念事業もはじまる」
- タウン誌 深川WEB「今年は御本社『二の宮神輿』渡御です!」
- ニッポン放送 NEWS ONLINE「日本一の大きさを誇る御神輿!? 江戸三大祭りの一角を担う、富岡八幡宮にてランパンプスが合格祈願!」
- 東京ベイネットワーク「2026年 深川八幡祭り(富岡八幡宮例大祭)特設サイト」
- 東陽一丁目若睦「令和七年 富岡八幡宮例祭 ご案内」および同年活動報告

