2026年の開催情報を更新しました。
この記事では、2025年に現地で見学した二の宮神輿渡御の写真をもとに、2026年に訪れる人向けの日程、見どころ、混雑、アクセス、服装と注意点を先に紹介します。2025年と2026年では祭りの構成が異なるため、開催年を分けて解説します。
2026年の深川八幡祭り開催情報
2026年の富岡八幡宮例祭「深川八幡祭り」は、8月12日(水)から16日(日)まで開催予定です。今年は3年ぶりの本祭りで、8月15日(土)に神幸祭、16日(日)に各町神輿連合渡御が予定されています。江東区観光協会によると、連合渡御には54基の町神輿が参加し、朝7時30分から順番に富岡八幡宮を出発します。
| 日程 | 主な内容 | 初めて行く人への目安 |
|---|---|---|
| 8月12日(水) | 御魂入れの儀などの神事 | 祭礼の始まりを静かに見たい人向け |
| 8月13日(木) | 各種催し | 境内の奉納行事や屋台の雰囲気を楽しむ |
| 8月14日(金) | 各種催し | 本番前の門前仲町と境内を歩く |
| 8月15日(土) | 神幸祭(鳳輦渡御) | 御鳳輦が約70キロを巡幸する神事を見る |
| 8月16日(日) | 各町神輿連合渡御 | 54基の神輿と水掛けの熱気を体感する |
最寄り駅:東京メトロ東西線・都営大江戸線「門前仲町」駅1番出口から富岡八幡宮まで徒歩約3分です。大規模な交通規制が見込まれるため、公共交通機関の利用が基本です。
雨天・交通規制:祭礼の実施可否や巡行時刻、順路、交通規制は変更される場合があります。前年の時刻を流用せず、出発前に富岡八幡宮公式サイトと江東区観光協会の2026年特集を確認してください。
2026年に注目したい5つの見どころ
見どころ1:54基の町神輿が連なる本祭り
2025年は重さ約2トンの二の宮神輿一基の巨大さを味わう渡御でした。2026年は、54基の町神輿が順番に出発し、約8キロのコースを進む「数と連なり」が最大の違いです。神輿の意匠、町ごとの半纏、掛け声、担ぎ方を見比べると、連合渡御をより深く楽しめます。
見どころ2:永代橋を渡る神輿の列
永代橋は、白い鉄骨アーチと神輿を同時に見られる象徴的な場所です。橋の上は視界が開ける一方、通行や安全確保のため観覧位置が制限されることがあります。神輿の到着直前に移動するより、公式順路図を確認して早めに場所を決める方が安心です。
見どころ3:沿道から浴びせられる清めの水
深川八幡祭りが「水掛け祭り」と呼ばれる理由を最も実感できる場面です。沿道の観客による水掛けに加え、場所によっては消防団のホースによる放水もあります。前列だけでなく周囲まで水が飛ぶため、濡れてもよい服装とスマートフォンの防水対策が必要です。
見どころ4:富岡八幡宮へ戻る終盤の宮入
神輿が大鳥居をくぐり参道へ入る終盤は、担ぎ手と観衆の熱気が最高潮になる見せ場です。参道は早い時間から人が集まり、神輿の進路を確保するため立ち止まれない場所もあります。宮入を優先する場合は、ほかの地点を欲張らず、早めに富岡八幡宮へ移動する計画が向いています。
見どころ5:一の宮・二の宮の巨大な宮神輿
境内では、富岡八幡宮を象徴する巨大な宮神輿にも注目です。一の宮は高さ約4.4メートル、重さ約4.5トンとされ、黄金色の屋根や鳳凰、宝飾を用いた姿は近くで見るほど迫力があります。2026年の町神輿連合渡御とは別の見どころとして、祭りの前後に確認しておきたい存在です。
初めて行く人向けの要点
- 混雑:8月16日の連合渡御、富岡八幡宮の出発と宮入、永代橋周辺は特に人が集まりやすいと考えてください。
- 服装:速乾性の服、帽子、歩きやすい靴がおすすめです。水掛けを見る場合は着替えとタオルも用意します。
- 持ち物:飲料、塩分補給品、軽食、防水ケース、モバイルバッテリーが役立ちます。
- 撮影:混雑時は立ち止まって構図を作る余裕が少なくなります。通行と神輿の進路を優先し、頭上へ長時間スマートフォンを掲げないよう配慮します。
- 見学計画:「永代橋」「水掛け」「宮入」のすべてを最前列で見るのは難しいため、最優先の場面を一つ決めると動きやすくなります。
深川周辺の史跡を地図で探す
富岡八幡宮や永代橋の前後に、現在地から近い歴史スポットを探すなら、TimeWalkの紹介ページをご覧ください。今回はイベント中にTimeWalkを利用していませんが、予習・復習や周辺散策に活用できます。
ここからは2025年の開催レポート
2025年8月17日(日)15時から、17名で富岡八幡宮の例大祭「深川八幡祭り」を訪れ、重さ約2トンを誇る二の宮神輿の渡御と宮入を見学しました。真夏の厳しい暑さの中でしたが、永代橋から富岡八幡宮の参道まで、町全体を包む掛け声と熱気は暑さを忘れるほどでした。

富岡八幡宮とは
富岡八幡宮は東京都江東区富岡に鎮座する神社です。深川八幡祭りで知られるほか、勧進相撲発祥の地として相撲との縁が深く、境内には横綱力士碑や大関力士碑があります。門前仲町駅から徒歩圏内にあり、江戸以来の信仰と門前町のにぎわいが現在の街並みに重なる場所です。
境内の一の宮は高さ約4.4メートル、重さ約4.5トンとされ、非常に重いため通常の渡御で担ぐことはできません。一方、2025年にまちを進んだ二の宮神輿は重さ約2トン。大勢の担ぎ手が息を合わせて動かす光景から、その規模を実感できました。

深川八幡祭りとは
富岡八幡宮の例祭は毎年8月15日を中心に行われ、一般に「深川八幡祭り」と呼ばれます。起源は寛永19年(1642)、江戸幕府の命により三代将軍・徳川家光の長男で、のちの四代将軍となる徳川家綱の世継ぎ祝賀を行ったことにあるとされます。神田祭、山王祭と並ぶ江戸三大祭りの一つです。
沿道から担ぎ手へ清めの水を浴びせることから「水掛け祭り」の別名でも親しまれています。水は涼を取るだけでなく、神輿の進む道や担ぎ手を清め、観衆も祭りへ加わる役割を持ちます。
2025年に永代橋で見た神輿渡御|場所・混雑・写真の撮りやすさ
私たちは午後、永代橋で二の宮神輿を待ちました。白い鉄骨アーチの向こうから行列と神輿が近づくため、遠景から接近まで変化を追える場所です。橋の構造と金色の神輿を一枚に収めやすい一方、歩道の幅や通行規制により自由に移動できるとは限りません。
神輿が来る前から見物客が増え、到着が近づくほど撮影位置を変えにくくなりました。初心者にも見通しのよさは魅力ですが、最前列を確保することより、通行を妨げず安全に見られる位置を早めに選ぶことが重要です。真夏の橋上は日差しを遮る場所が少ないため、水分、塩分、帽子は必須でした。

やがて白装束の行列が橋へ入ってきました。遠くから掛け声が届き始め、観衆の視線が橋の中央へ集まります。

二の宮神輿が永代橋へ入ると、巨大な神輿が担ぎ手の波に乗るように上下しながら進みました。橋の鉄骨、青空、金色の神輿が重なる景色は、この場所ならではです。

間近で感じた神輿の熱気と水掛け
神輿が近づくと、遠景では分からなかった装飾の細かさ、担ぎ手の動き、掛け声の響きが一気に迫ってきます。重さ約2トンの神輿を人の肩で動かすには、多くの担ぎ手が歩調を合わせ続けなければなりません。

沿道では勢いよく放水が行われました。水しぶきの向こうを神輿が進み、担ぎ手と観衆が一体となる深川八幡祭りの魅力が凝縮されていました。撮影機器は濡れる前提で守る必要があります。

富岡八幡宮参道で宮入を待つ
続いて富岡八幡宮へ移動し、神輿が境内へ戻る宮入を待ちました。参道の両側には幾重にも人が並び、大鳥居の先まで見物客が続きます。神輿の到着前から、参道はクライマックスを待つ緊張と期待に包まれていました。

大鳥居前にも人垣ができ、参道の中央だけが神輿の通り道として開けていました。混雑の中では写真を撮れる範囲が限られるため、前の人の視界や係員の案内を優先する必要があります。

2025年の二の宮神輿が参道へ|大迫力の宮入
夕方の光が参道へ差し込む中、ついに二の宮神輿が大鳥居をくぐってきました。境内側から見ると、神輿の後ろまで担ぎ手と観衆が連なり、参道全体が人の流れで満たされます。今回とくに印象的だったのは、神輿が参道へ入る瞬間を正面から見られたことです。
巨大な神輿、揃う掛け声、担ぎ手の動き、沿道の歓声が一つになり、写真だけでは伝えきれない迫力がありました。暑い一日でしたが、この熱気の中に身を置くだけでも訪れる価値があると感じられる時間でした。

まとめ
2026年は54基の町神輿が集まる本祭りです。神事を重視するなら8月15日、神輿と水掛けの熱気を体感するなら16日が中心になります。永代橋、水掛け、宮入はそれぞれ魅力がありますが、混雑を考えると最優先の見学場所を決め、公式順路と交通規制を直前に確認することが大切です。
2025年の現地見学では、永代橋から富岡八幡宮参道まで、神輿が近づく過程と宮入の高揚感を体験できました。歴史背景を知ってから見ることで、巨大な神輿の迫力だけでなく、町と氏子が祭礼を支えてきた積み重ねにも目を向けられます。

