サブカルの街「下北沢」をぶらぶらナイトウォーク

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下北沢エリア

下北沢(しもきたざわ)は、東京都世田谷区の北東部に位置する下北沢駅周辺の通称で下北沢という住所はない。サブカルチャーをはじめとした繁華街である。概ね同区北沢地域全体と代沢の一部辺りを含む下北沢村(東京府荏原郡)がかつて存在した。

町名としての北沢(きたざわ)は、北沢一丁目から北沢五丁目。代沢(だいざわ)は、代沢一丁目から五丁目。代田(だいた)は、代田一丁目から代田六丁目。代田の地名は、巨人伝説に由来するという説がある。昔この辺りには大きな窪地があったが、それが想像上の巨人「ダイダラボッチ」の歩いた足跡だ、というものである。

周辺住民を対象とした雑貨屋、古着屋、生地屋などが古くから存在し、「コットン・タウン」と呼ばれ脚光を浴びた時期もある。いくつかの店舗名にコットンを付けたものがあることで当時の名残りが偲ばれる。かつては佐藤栄作-竹下登邸(代沢)もあった閑静な住宅地の区域もある。

下北沢の大規模再開発

2019年、小田急電鉄は下北沢駅を中核に世田谷代田駅から東北沢駅までの地下工事を実施、それによって出来た全長約1.7kmの線路跡地において、「下北線路街」再開発が行われ賑わっている。

  1. 小田急線の下北沢駅から地上に上がると、新駅舎内の複合商業施設「シモキタエキウエ」が目の前に広がる。2019年11月に開業し、コンセプトは「UP!(シモキタアガル)」。楽しさや利便性だけでなく、駅の利用客の気分がアガることを目指していて、駅2階を中心に飲食店や雑貨店などが勢揃いしている。
  2. 下北沢駅には、小田急線と交差するように、京王井の頭線が通る。その高架下には商業施設「ミカン下北」も開業。「ミカン」の名称は「未完」に由来しており、5つの街区で構成されている。
  3. 下北沢駅から東北沢駅方向へと進むと、「下北線路街空き地」が広がり、商業施設「reload(リロード)」へと入る。個性豊かな個店街をテーマにした低層分棟形式。路地を散策しながらショッピングを楽しむことができる。そして多目的エンターテイメントスペース「ADRIFT」、東北沢駅へとつながっていく。
  4. 下北沢駅へ戻り、南西口を出た左手側に見えるのが、2022年1月に誕生した複合施設「(tefu)lounge 下北沢」。まちのラウンジをコンセプトに、仕事や勉強、ティータイムなど様々なシーンで利用できる。デスクやソファ、シェアテーブル、ブースなどが用意されたカフェ&ラウンジもある。また、ミニシアター「シモキタ-エキマエ-シネマ K2」では、多種多様な映画作品を提供している。
  5. さらに南西へ進むと緑の空間「ののはら」が広がる。下北沢に緑を増やすことを目的に世田谷区と小田急電鉄が供に整備してきたエリアで、植樹を通じて木々を育てていく「木立エリア」、草花や木々に囲まれのんびりと自由に過ごせる「原っぱエリア」、土づくりや苗木の育成をする「圃場エリア」で構成されている。ののはらや(tefu)loungeなどの施設からなるエリア一体は「NANSEI PLUS(ナンセイプラス)」と呼ばれている。

行くところ

以下のリンクはGoogleマップのリンクです。マップの保存をしていれば説明がみれます。マップの保存についてはこちら

  1. シモキタエキウエ(新しい商業施設)
    “UP!(シモキタアガル)”をコンセプトに、訪れた人の気持ちがアガるような施設をそろえた商業施設。
  2. ミカン下北(新しい商業施設)
    2022年、京王井の頭線の高架下に誕生した複合施設。施設名にある“ミカン”は、“未完”から。A~Eまでの5つの街区からなる。
  3. 下北線路街 空き地(新しい商業施設)
    全長1.7kmにおよぶ小田急線の線路跡地「下北線路街」の中心部。飲食エリアやキッチンカーエリアなどがあり、イベントが開催される場所。
  4. reload(新しい商業施設)
    ”店主の顔が見える個店街”をコンセプトに、白を基調とした2階建ての建物が連なる商業空間。
  5. ザ・スズナリ
    小劇場演劇専用の劇場で、本多劇場グループの中でも代表的な存在。
  6. カトリック世田谷教会
    東京教区で、戦後最初にできた教会。二階建ての司祭館と、米軍放出のカマボコ兵舎3棟を巧みに組み合わせた信徒会館が完成しました。このカマボコ兵舎は、戦後の米軍放出物資という歴史的な建造物。

    (次の場所まで暗渠を歩こう)
  7. 八幡山 森巖寺(しんがんじ)
    1608年(慶長13年)に結城秀康の位牌所として建立された。
  8. 原宿シカゴ 下北沢店
    原宿シカゴ(1983年、表参道でオープン):アメリカのヴィンテージ古着を専門に取り扱い、多くのファッション愛好者の支持を集めました。
  9. BONUS TRACK(新しい商業施設)
    2020年に開業。下北沢駅と世田谷代田駅の中間。飲食店や物販店、会員制のコワーキングスペース、不定期にイベントがある。
  10. シモキタ雨庭広場
    小田急小田原線の連続立体交差と複々線化の事業に伴う鉄道地下化で生まれた線路跡地。芝で寝転がれるらしい。近くのSHIMOKITA COLLEGE(シモキタカレッジ)もおしゃれ。
  11. 世田谷区立 シモキタのはら広場
  12. NANSEI PLUS(ナンセイプラス)
    下北沢駅の南西口直結。“まちのラウンジ”をテーマにした「(tefu)lounge(テフラウンジ)」と、「地域の暮らしを豊かにする“食”」をテーマにした路面店が並ぶエリアから成る複合施設。ミニシアターの「シモキタ – エキマエ – シネマ『K2』」も。

(参考)平田家住宅(登録文化財)

❶「暗橋」で楽しむ東京さんぽ 暗渠にかかる橋から見る街(2023/1/30)、高山 英男 (著)、吉村 生 (著) p.3の図1をもとに作成。暗渠サインの強弱については著者高山氏による経験から。 ❷「暗渠(あんきょ)」とは地下に埋設された川や水路のこと。反意語は開渠。臭いの防止や異物混入を防ぐ目的で使われる。最初から暗渠として造られる場合もあれば、通路利用などのために後から蓋をする場合もある。規模は大小様々。主に排水用だが生活用水のために造られたものもある。埋め立てられている場合は暗渠とは言わず川の跡や水路跡というのが正しいが、外見ではわからないということもあり、本サークルでは拡大解釈をして呼称は暗渠で統一する。上記図書も同解釈としている。