2025年7月22日、東京都葛飾区の江戸川河川敷で開催された第59回葛飾納涼花火大会を、柴又球技場周辺の無料観覧エリアから見てきました。花火そのものの迫力に加え、2025年はドローンショーもあり、会場は夏祭りらしい高揚感に包まれていました。
一方で、実際に行ってみると「どこなら座れるのか」「何時に着けばよいのか」「帰りの駅はどれほど混むのか」「スマートフォンは使えるのか」といった実用面が重要です。この記事では、当日の写真13枚を使い、柴又球技場の空き具合、無料観覧エリアからの見え方、交通規制、通信状況、帰宅時の混雑まで詳しくまとめます。
葛飾花火大会とは
葛飾納涼花火大会は、葛飾区柴又の江戸川河川敷を会場とする夏の花火大会です。公式案内では、観客席と打ち上げ場所が近く、打ち上げ音が全身に響くほどの臨場感が特徴とされています。河川敷という開けた場所で大きな花火を見上げられるため、視界の広さと音の迫力を同時に味わえるのが魅力です。
会場となる柴又は、江戸川の水辺と古くからの門前町が近接する地域です。「葛飾」という地名は、古代には現在の東京都東部だけでなく、千葉・埼玉・茨城の一部にまで及ぶ広い地域を指したとされます。葛飾区の解説では、「かつ」は丘陵や崖、「しか」は砂州などの低地を意味し、低地と台地が接する地形的景観に由来する説が紹介されています。
2023年・2024年・2025年の開催概要
| 年 | 開催日 | 時間 | 打ち上げ規模・特徴 |
|---|---|---|---|
| 2023年 | 7月25日 | 19:20~20:30 | 4年ぶりの開催。約2万発、来場者約77万人 |
| 2024年 | 7月23日 | 19:20~20:20 | 第58回。6ステージ構成 |
| 2025年 | 7月22日 | 19:20~20:20 | 第59回。約1万5千発、ドローン演出を実施 |
開催日時、観覧区域、交通規制、演出内容は年によって変わります。翌年以降に訪れる場合は、必ず葛飾区や葛飾区観光協会の最新情報を確認してください。
会場図と今回紹介する無料観覧エリア

会場には有料指定席、無料観覧エリア、立入禁止区域、通行規制区域があります。特に花火開始前後は一方通行などの規制が行われるため、地図上の最短経路をそのまま歩けるとは限りません。警察官や係員の誘導を優先し、時間に余裕を持って移動する必要があります。

今回詳しく紹介するのは、柴又球技場内の無料観覧スペースです。土手の上から見ると人で埋まっているように感じますが、球技場の中まで進むと、入口付近からは見えなかった空きが残っていました。手前の混雑だけで「もう座れない」と判断しないことがポイントです。
花火開始1時間前の柴又球技場

花火開始約1時間前に土手から柴又球技場を見ると、すでに多くの人が集まっていました。ただし、実際に中へ入って確認すると、10人程度のグループでもまとまって座れる余地がありました。もちろん毎年、天候や曜日、入場者数によって状況は変わりますが、2025年当日は「土手から見た印象ほど満杯ではない」というのが現地での実感でした。
大人数の場合は、敷物を広げられる形のよい場所から埋まります。10人前後で行くなら、開始1時間前を最低限の目安とし、それより早めに到着する方が安心です。
花火開始直前・開始後でも座れた

花火開始直前、あるいは開始直後でも、2~4人程度であれば座れる隙間を見つけられる状況でした。難所は観覧スペースそのものよりも、球技場へ入る通路です。入口周辺に人が集中し、内部の様子が分からないため、その場で立ち止まる人が多くいました。
係員の指示に従って流れを止めずに進み、球技場の奥まで確認すると空きが見つかる場合があります。ただし、混雑時に無理な逆行や場所の横取りをするのは危険です。通路をふさがず、周囲に配慮して場所を探しましょう。
柴又球技場からの花火の見え方

柴又球技場は打ち上げ場所を正面方向に望め、座ったままでも大きな花火を十分に楽しめました。視界を大きく遮る建物が少なく、河川敷らしい広い空に花火が開きます。

大玉が開くと、花火の光だけでなく、腹に響くような音と振動も伝わってきます。公式が「観客席から打ち上げ場所が近い」と説明している通り、写真では伝え切れない近さと迫力がありました。
2025年はドローンショーも開催

2025年は花火に加えてドローンショーが行われました。夜空に商品ボトルや文字、音符などが現れ、花火とは異なる現代的な演出を楽しめます。

複数のドローンが点となり、離れて見ることで文字や図柄として認識できる仕組みです。個々の機体を同期させ、三次元空間上の位置を細かく制御することで、大きな光の図形をつくります。

「愛は勝つ KAN」の文字が浮かび上がる場面では、音楽と光の演出が一体となりました。ドローンの文字は見る方向によって角度や形が変わるため、観覧位置も見え方を左右します。

会場全体が一斉に空を見上げる時間となり、花火とは別の盛り上がりが生まれていました。なお、ドローンショーは毎年必ず実施されるものではありません。開催年ごとの公式プログラムを確認してください。

花火と「元気ハツラツ」の文字が同じ画面に収まる場面です。伝統的な花火と、デジタル制御されたドローン演出が共存する、2025年大会を象徴する光景でした。

赤い花火の煙と光の中に、ドローンで描かれた表示が浮かびます。花火の煙量や風向きによっても見え方が変わるため、同じプログラムでもその瞬間だけの景色になります。
もう一つの近い無料エリア
参考として、打ち上げ場所により近い無料エリアもあります。2025年当日は、開始1時間前なら1~2人が座れる隙間を探せそうな状況でした。ただし、まとまった空間は少なく、大人数には向きません。近さを優先する1~2人なら候補になりますが、複数人で落ち着いて座るなら柴又球技場の方が現実的です。
紹介地点:Googleマップで確認する
最寄り駅と会場までの混雑
主な最寄り駅は京成線の柴又駅と、北総線の新柴又駅です。公式案内では、柴又駅から徒歩約10分、新柴又駅から徒歩約15分とされています。しかし花火大会当日は人の流れが大幅に遅くなり、通常の所要時間では到着できません。
花火開始1時間前ごろから、会場周辺では一方通行を含む規制が行われました。小規模な駅に大量の利用者が集中するため、改札や駅前、歩道が詰まりやすくなります。警察官の誘導に従い、待ち合わせは駅前を避け、同行者とは事前に集合場所と連絡が取れない場合の対応を決めておくと安心です。
駅と花火会場ではインターネットがほぼつながらない
2025年当日は、駅周辺と花火会場のどちらでもスマートフォンの通信がほぼつながらない状態になりました。大勢の利用者が同じ場所で一斉に通信すると、基地局が処理できる通信量を超えて混雑し、メッセージ送信、地図表示、ウェブ検索、決済などが遅れたり失敗したりすることがあります。
会場に着いてから地図やチケットを開こうとしても表示できない可能性があります。会場図、交通規制図、帰宅経路、待ち合わせ場所、同行者の電話番号は事前にスクリーンショットまたはオフライン保存しておくのがおすすめです。キャッシュレス決済だけに頼らず、少額の現金も用意しておくと安心です。
花火終了後の帰りは新柴又駅まで約1時間

帰りの混雑は非常に激しく、フィナーレ前から帰宅を始める人も多く見られました。無料観覧エリアからの帰路は、ほぼ一方通行で新柴又駅方面へ誘導され、自由に最短ルートを選べない状態でした。
通常なら会場から新柴又駅まで15分程度ですが、2025年当日は花火終了後から駅到着まで約1時間かかりました。駅入口でも入場待ちの列が続きます。終了直後に急いでも、人の流れそのものが動かないため、帰宅時間には大きな余裕が必要です。
柴又球技場で快適に見るためのポイント
- 10人前後なら開始1時間以上前、少人数でも余裕を持って到着する
- 入口の混雑だけで満席と判断せず、誘導に従って内部を確認する
- 会場図、帰路、待ち合わせ情報をスマートフォンに事前保存する
- 通信不能を前提に、同行者とはぐれた場合の集合場所を決める
- 敷物、飲み物、暑さ対策、モバイルバッテリー、少額の現金を準備する
- 帰りは通常の3~4倍以上の時間がかかる可能性を見込む
まとめ
2025年の現地状況では、柴又球技場は土手から見た印象より内部に余裕があり、開始1時間前なら10人程度、開始直前や開始後でも2~4人程度が座れる場所を見つけられました。無料で花火を見たい人にとって、有力な観覧場所の一つです。
ただし、本当に注意すべきなのは入口、駅、帰路、そして通信です。会場内に空きがあっても入口は大混雑し、終了後は新柴又駅まで約1時間、スマートフォンのネット通信もほぼ利用できませんでした。事前準備と時間の余裕が、花火を最後まで楽しく味わうための鍵になります。
TimeWalkの紹介
今回のイベントではTimeWalkを利用していません。TimeWalkは、スマートフォンで地域の歴史や見どころを確認しながら街を歩けるサービスです。柴又周辺を別の日にゆっくり散策するときの予習や復習にもご活用ください。

