おおまかな流れ
原始、古代ギリシャ、古代ローマなどの時代はとりあえずスキップします。
美術の時代区分の名称は基本的には建築様式の区分名称が使用されています。音楽の時代区分も同じで流行したときの建築様式の時代の名前が音楽の時代区分名となっており、音楽の内容から名前がつけられていません。※ざっくり説明です。
ただ、建築も美術も音楽もすべては時代背景の上に生み出されたもので互いに関連しています。ここでは格時代区分で同じ単語で検索した建築様式を絵画様式の画像を並べて雰囲気を知りたいと思います。音楽は画像検索では伝わらないので載せていませんがその時代の音楽をYouTube等で聞き比べしてみるのも面白いと思います。
ここでは細かい絵の説明よりも時代背景(流れ)と雰囲気を抑えましょう!
西洋美術史を大きく二つに分けると前半がキリスト教のための美術で後半が芸術のための美術です。
ロマネスク時代の建築と絵画
ゴシック時代の建築と絵画
ルネサンス時代の建築と絵画
バロック時代の建築と絵画
ロココ時代の建築と絵画
新古典主義時代の建築と絵画
ロマン主義時代の建築と絵画
現代の建築と絵画
国立西洋美術館
概要
上野が誇る世界遺産に登録されている美術館です。
1959年に開館した、日本で唯一の西洋美術全般を対象とする国立の美術館です。
川崎造船所の社長でもあり美術収集家でもあった松方幸次郎のコレクションがベースとなっています。このコレクションは戦後フランスに接収されましたが、ちゃんとした美術館を設置することを条件に返還されました。このときにできたのが国立西洋美術館です。
歴史
1951年
当時株式会社川崎造船所の社長であった松方幸次郎氏がヨーロッパで集めた絵画、彫刻等が、サンフランシスコ平和条約によりフランス政府の所有となりました。しかし同条約調印の際、日本国全権吉田首相はフランス国全権シューマン外相に対し同コレクションの返還方を考慮されたい旨申し入れ、以後この交渉は日仏両国政府間の交渉に移される。
1953年
フランス大使から、日本が東京にフランス美術館を創設することがコレクション返還の不可欠の条件である旨の要望が出ました。
1955年
国立の美術館を新設すること、敷地は上野公園地域内にすることが決定し、国立フランス美術館(仮称)の建築設計者としてル・コルビュジエ氏を、また日本側協力者として坂倉準三氏、前川國男氏、吉阪隆正氏を決定しました。
1959年6月
国立西洋美術館が開館しました。
1979年
新館が開館しました。
2006年
フランス政府主導のもと、関係国(7カ国)による世界遺産登録計画が始動しました。
2011年
世界遺産委員会において「記載延期」の決議が採択されました。
2016年7月
世界遺産委員会において、国立西洋美術館を構成資産に含む「ル・コルビュジエの建築作品-近代建築運動への顕著な貢献-」(7カ国共同推薦)を世界遺産一覧表へ記載の決議が採択されました。
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