品川駅とプリンスホテル日本庭園のイルミネーション

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🚉 品川駅

品川駅は、1872年(明治5年)に日本初の鉄道が新橋-横浜間で開通した際に、その途中駅の一つとして開業した、日本で最も古い駅の一つです。開業当初の駅は現在の位置よりやや南側にありましたが、早くから交通の要衝として機能し、後に山手線や東海道線、京浜急行電鉄などが乗り入れるターミナル駅へと発展しました。戦後の復興を経て、特に2003年の東海道新幹線の停車駅化と、それに伴う周辺の大規模な再開発により、ビジネス、商業、交通の拠点として、日本の玄関口の一つとしての地位を確立しました。

駅ができる前(江戸時代)の地図

駅ができた後の画像

🏢 品川インターシティと品川グランドコモンズ

品川インターシティと品川グランドコモンズは、品川駅東口(港南口)に位置する、JR貨物ヤード跡地の広大な土地を利用した大規模複合再開発エリアです。1990年代後半から2000年代初頭にかけて整備され、オフィスビル、商業施設、ホテル、住居が混在する巨大な都市空間を形成しました。インターシティが開業(2000年)し、続いてグランドコモンズも完成したことで、広大な敷地に高層ビル群が立ち並び、両エリアは駅に直結するペデストリアンデッキで結ばれています。この再開発は、2003年の東海道新幹線品川駅開業と相まって、品川を単なる通過点から、企業の集積する国際的なビジネスセンターへと変貌させた決定的な要因となりました。

JR貨物ヤードのときの画像

🏨 品川プリンスホテル

品川プリンスホテルは、1978年に現在のメインタワーの前身となるホテルが開業し、高度経済成長期を経て品川駅西口(高輪口)のランドマークとして発展してきました。広大な敷地内にメインタワー、アネックスタワー、Nタワーなど複数の宿泊施設棟と、映画館、水族館(エプソン品川アクアスタジアム、現アクアパーク品川)、ボウリング場、テニス場など多様なエンターテイメント・レジャー施設を併設した、「都市型エンターテイメントホテル」という独自のスタイルを確立しました。その多様な機能とアクセスの良さから、国内外のビジネス客、観光客、会議・イベント利用者に広く利用され、品川エリアの賑わいを牽引し続けています。

プリンスホテルができる前の地図

🏰 グランドプリンスホテル高輪

グランドプリンスホテル高輪の敷地は、かつて江戸時代には讃岐高松藩松平家の下屋敷があり、明治時代以降は皇族の竹田宮(たけだのみや)邸が置かれていたという、由緒ある歴史を持っています。ホテルは1953年(昭和28年)に高輪プリンスホテルとして開業し、その後も増改築を重ね、特に1971年には現在の高輪プリンスホテル貴賓館となっている旧竹田宮邸の洋館が活用されるなど、歴史的景観を保ちながら営業を続けてきました。敷地内には広大な日本庭園があり、この歴史的な背景と緑豊かな環境が、格式高いホテルとしての地位を築く基盤となっています。

竹田恒泰(つねやす、1975~)
政治評論家、作家。そこまで言って委員会NP、虎ノ門ニュースなど出演。

竹田恆和(つねかず、1947~
2020年東京オリパラ招致委員会元理事長、日本オリンピック委員会(JOC)元会長。

🏢 グランドプリンスホテル新高輪

グランドプリンスホテル新高輪は、1982年に新高輪プリンスホテルとして開業しました。このホテルは、国際的なコンベンション(大規模会議)に対応できる日本最大級の宴会場である「飛天(ひてん)」を擁していることが最大の特徴です。この「飛天」は、大規模な会議やイベント、さらには著名な音楽番組の収録会場としても使用され、開業以来、日本のホテル業界におけるMICE(Meeting, Incentive Travel, Convention, Exhibition)需要をリードする役割を果たしてきました。歴史的な高輪エリアの格式を受け継ぎつつ、現代的な大型ホテルとしての機能を兼ね備えています。

🌸 ザ・プリンスさくらタワー東京

ザ・プリンスさくらタワー東京は、高輪・高輪台エリアに点在するプリンスホテル群の中で、特に1998年に独立したホテルとして開業しました。このホテルは、その名前の通り、広大な日本庭園の桜の景観を最大限に活かし、「和」の要素と落ち着いた雰囲気を重視したコンセプトを持っています。客室の設計やサービスにも高いグレードを追求しており、他のプリンスホテルとは一線を画した、より上質な宿泊体験を提供しています。2007年には「オートグラフ コレクション」に加盟し、世界的な高級ホテルブランドの一員としても知られています。