2026年7月21日(火)13:00〜16:00、34名で「農林水産省でランチしてから高等裁判所で傍聴しよう」を開催しました。集合場所は日比谷公園。5チームに分かれて自己紹介をしたあと、厳しい暑さを避けてすぐに霞が関へ移動しました。
今回のテーマは、官庁街の食堂で昼食を楽しみ、そのまま裁判所へ向かって公開の法廷を傍聴すること。観光地を巡る街歩きとは少し違い、普段はニュースで目にする国の機関を、自分の足で訪ねて制度の現場に触れる体験型のイベントです。歴史や法律に詳しくなくても、チームで一緒に確認しながら進めるため、初参加や一人参加の方にも入りやすい雰囲気になりました。
千代田区霞が関——官庁街で「食」と「司法」を体験する
霞が関は、中央省庁や裁判所が集まる日本を代表する官庁街です。日比谷公園の南側から歩けば、農林水産省や東京高等裁判所・東京地方裁判所の合同庁舎へ短時間で移動できます。今回のように、食堂利用と裁判傍聴を組み合わせると、行政と司法という異なる制度を一度に身近に感じられるのが、この地域ならではの面白さです。
東京高等裁判所と東京地方裁判所はいずれも東京都千代田区霞が関1-1-4にあり、同じ合同庁舎を使用しています。合同庁舎は地上19階・地下3階、高さ92メートルの大規模な建物です。外観だけでは分かりにくいですが、内部には多数の法廷があり、日ごとにさまざまな事件の審理が行われています。
今回訪れた施設
日比谷公園で集合し、5チームに分かれて自己紹介
当日は日比谷公園で集合しました。参加者は34名。人数が多いため5チームに分かれ、まずは簡単な自己紹介からスタートしました。外は非常に暑く、長時間屋外にとどまらず、チームごとにすぐ農林水産省へ移動しました。
大人数のイベントでも、最初に小さなグループへ分かれると会話のきっかけが生まれます。その後のランチや裁判傍聴でも、同じチームの人と相談しながら動けたため、初対面同士でも自然に交流しやすくなりました。
農林水産省「あふ食堂」でランチ
農林水産省には複数の食堂がありますが、今回は入庁手続きをして利用できる「あふ食堂」へ向かいました。省庁の中にある食堂というだけで、普段の外食とは少し違った特別感があります。

13時を過ぎていたため店内には空席が多く、参加者がまとまって座ることができました。チームごとに料理を選び、食事をしながら交流を続けます。

海鮮丼や定食など、それぞれが好みのメニューを注文しました。味噌汁、メイン、副菜までどれもおいしく、官庁街の食堂を実際に利用する体験そのものが今回の学びの一部になりました。

券売機ではSuicaやPayPayなどのキャッシュレス決済も利用できました。初めて訪れる施設では、注文方法や支払い手段が分かるだけでも安心感があります。

「あふ」という名称は、農林水産省の広報誌「aff」とも共通し、agriculture(農業)、forestry(林業)、fisheries(水産業)の頭文字に由来します。食堂という身近な入口から、農林水産行政のテーマに触れられる点も印象的でした。
東京高等裁判所・東京地方裁判所へ移動
ランチ後は、東京高等裁判所と東京地方裁判所が入る合同庁舎へ移動しました。建物内は撮影不可のため、掲載しているのは外で撮影した「裁判所」の銘板です。

入口では手荷物検査を受け、1階の電子開廷表端末へ向かいました。参加者の中には裁判所を訪れるのが初めての方も多く、どの画面を見ればよいのか、事件名や法廷番号をどう読み取るのかを、みんなで試行錯誤しながら確認しました。
開廷表は、その日にどの事件が、どの法廷で、何時から審理されるかを確認するための一覧です。東京高等裁判所の公式案内でも、公開の法廷で行われる裁判は原則として誰でも傍聴できるとされています。一方で、傍聴希望者が多い事件では傍聴券が必要になることもあり、必ず座れるとは限りません。
チームごとに法廷を選び、初めての裁判傍聴へ
当日は多くの裁判が予定されており、どの法廷へ行くかを選ぶだけでも一苦労でした。各チームで開廷表を見比べ、関心のある事件や時間帯を相談して、それぞれの法廷へ向かいました。
傍聴では、法廷の配置、裁判官や書記官、検察官、弁護士、当事者の位置関係、審理の進み方などを実際の空間で見ることができます。教科書や報道だけではつかみにくい緊張感や手続の順序が、現場では具体的に感じられます。
まとめ——霞が関の制度を、食堂と法廷から身近に感じる一日
今回は、日比谷公園に集合し、農林水産省の「あふ食堂」でランチを楽しんだあと、東京高等裁判所・東京地方裁判所で裁判傍聴を体験しました。官庁街は堅い印象を持たれがちですが、食堂の利用や公開法廷の傍聴を通じて歩いてみると、国の制度が実際の建物と人の動きによって成り立っていることが見えてきます。
34名が5チームに分かれ、初めての方も一緒に端末を操作し、法廷を選び、傍聴後に感想を共有しました。一人では少し入りにくく感じる場所でも、仲間と訪れることで最初の一歩を踏み出しやすくなります。
ゆる歴史散歩会では、東京周辺の歴史スポットや文化施設を、初心者にも分かりやすく巡る街歩きイベントを開催しています。一人参加の方も多く、歴史に詳しくない方でも気軽に参加しやすい雰囲気です。

