2026年の「アートウィーク東京(AWT)」は11月4日(水)から8日(日)まで開催されます。このうち東京都と実行委員会が主催する「アートウィーク東京モビールプロジェクト」の無料シャトルバス「AWT BUS」は、11月6日(金)から8日(日)の10時~18時に運行します。都内の美術館やギャラリーを結ぶ6つの巡回ルートと直行便を利用し、期間限定の展示を訪ねられます。
2026年は「AWT FOCUS」が10会場で無料開催され、銀座ではメアリー・ウェザーフォードの展覧会、大手町では国際的な映像プログラム、南青山では建築家・伊東加恵の特設バーが登場します。ギャラリーは原則入場無料ですが、美術館の特別展や飲食、予約制の体験には個別の条件があります。2021年には有料パス制だったアートバスが、2022年に東京都共催の無料事業へ発展した経緯も、今年の巡り方に関わります。
2026年の開催概要――無料シャトルバスと特別企画
| 項目 | 2026年の内容 |
|---|---|
| アートウィーク東京全体 | 11月4日(水)~8日(日)、都内56施設が参加(日本語公式発表) |
| モビールプロジェクト・AWT BUS | 11月6日(金)~8日(日)、10:00~18:00 |
| 無料バス | A~Fの巡回6ルートと、AWT VIDEO・AWT BAR間の直行便(EXP)。おおむね15分間隔 |
| 乗車 | 無料・どの停留所からも乗降自由。バスの予約不要 |
| AWT参加証 | 停留所や参加美術館のAWTデスクで無料配布するリストバンド。美術館の一部割引は受取当日限り |
| 展示の料金 | 参加ギャラリー・AWT FOCUS・AWT VIDEOは無料。参加美術館の展覧会は原則有料。AWT BARは入場無料、飲食有料 |
| 企画の申込 | ミートアップ・コレクターツアー・一部教育企画などは予約制。トークは企画ごとに案内を確認 |
| モビール事業の主催 | 東京都、アートウィーク東京モビールプロジェクト実行委員会 |
| 公式案内 | AWT BUS・ルート/料金と予約 |
| 情報確認日 | 2026年10月20日 |
AWT FOCUS、AWT VIDEO、AWT BARはアートウィーク東京全体が実施する特別企画です。モビールプロジェクトに含まれる無料バスや教育・交流プログラムと、事業主体を区別して案内します。東京都の2026年事業発表とAWT公式の事業概要が主催関係の資料です。
「アートウィーク東京」と「モビールプロジェクト」はどう違う?
アートウィーク東京は、一般社団法人コンテンポラリーアートプラットフォームが主催し、アートバーゼルと提携しながら東京の美術館、商業ギャラリー、展覧会、国際的な現代美術関係者を結ぶ催しです。2021年にプレ開催し、毎年11月に東京各地の展示を同時に紹介してきました。ギャラリーを一つの見本市会場へ集める形式とは異なり、既存の美術館や画廊の所在地そのものを訪ねる方式を採っています。
一方、モビールプロジェクトは2022年に東京都との共催で始まりました。会場間を無料バスで結ぶ交通面の支援に加え、子ども・若者が現代美術に触れる教育活動、初めて作品購入や収集に関心を持つ人向けの学習機会、専門家のシンポジウムなどを展開します。2026年は2022年から数えて事業の5回目、AWT全体は2021年のプレ開催を起点とする6年目に当たります。
バスを無料にすることには、作品の鑑賞だけでなく都市の移動費や乗換えの負担を軽減する目的があります。古い画廊街の銀座、大小のアートスペースが点在する北部、国際的なギャラリーの集まる六本木・青山を横断する仕組みが、東京という都市を会場とするAWTの特徴を支えています。
2026年だけの注目企画――通常のギャラリー訪問との違い
普段から無料で公開されている画廊にも、AWT期間中は通常会期の展覧会と、AWTのために企画された特別展が並びます。最も大きな変化は「AWT FOCUS」です。2023年に「買える展覧会」として始まった企画は、2026年にウィーンのギャラリーフェスティバル「Curated by」と協働して分散型に刷新されました。10のギャラリー・アートスペースが、それぞれキュレーターを迎えて展覧会を開きます。AWT FOCUS公式案内に全10企画が掲載されています。
思文閣銀座――メアリー・ウェザーフォード「Komorebi」
銀座の思文閣銀座では、ジェレミー・ストリックの監修で、米国の画家メアリー・ウェザーフォードによる日本初の個展「Komorebi」を開催します。色彩の重なりとネオン管を組み合わせた絵画表現で知られる作家が、銀座の画廊空間に作品を展開します。CルートのC-3が最寄りのAWT BUS停留所で、会期は11月4~8日、入場無料です。会場の公式紹介。
無人島プロダクション――「日本国憲法展2026」
BルートB-2の無人島プロダクションでは、グレッグ・ドボルザークと小野賢が監修する「日本国憲法展2026」を公開します。戦後日本の民主主義、憲法の言葉、現代の表現を結びつける展覧会で、憲法の条文を単独で展示する形式とは異なる複数作家の視点が特徴です。11月4~8日のAWT FOCUS参加企画として入場無料です。公式展示情報。
スカイザバスハウス――土屋信子「ハートのA」
谷中のスカイザバスハウスでは、マーティン・クラークが監修する土屋信子の「ハートのA」を開催します。日常的な素材や機械の部品などを組み合わせる彫刻表現に、もと銭湯だった展示空間の性格が重なります。AルートA-6から訪ねられ、11月4~8日の入場は無料です。公式展示情報。
スペースアン――ジュリアンノックスの映像・音・彫刻
FルートF-3のスペースアンでは、エコウ・エシュンが監修するジュリアンノックス「How Much Light Must I Consume?」を公開します。映像、音、彫刻によって記憶、移動、文化的な帰属を探る展示です。日本での初個展として企画され、11月4~8日に無料で鑑賞できます。公式展示情報。
ウェイティングルーム――「逆立つ翼のパッチワーク」
AルートA-3のウェイティングルームでは、Multiple Spirits(マルスピ)が監修する「逆立つ翼のパッチワーク」を開催します。出版物やZINEを通じた表現・知識の交換に着目する企画で、作品と資料を通して現代美術の伝え方に触れられます。11月4~8日に無料で公開します。公式展示情報。
大手町のAWT VIDEO――映像作品をまとめて見る
AWT VIDEOは、11月4~8日の10時~18時に、大手町の三井住友銀行東館1階「アース・ガーデン」(千代田区丸の内1-3-2)で開催されます。入場無料。2026年はキュレーターのX・ジュー=ノウェルが監修し、映像作家たちの旅、移動、視線をめぐる作品を上映します。大木裕之、ケン・オキイシ、カンディス・ウィリアムズらの映像が並び、通常のギャラリー巡りとは異なる時間をかけた鑑賞ができます。バスのC-1、A-7、EXP1の停留所です。AWT VIDEO公式案内。
南青山のAWT BAR――伊東加恵「KURU KURU」
南青山5-4-30のAWT BARは、11月4~8日の10時~22時30分(飲食の最終注文22時)に開き、空間への入場は無料です。2026年の「KURU KURU」は、建築家・伊東加恵が設計した12個のステンレス製円弧モジュールで構成されます。円弧が椅子、物を置く台、空間を仕切るオブジェに姿を変え、訪れる人が移動しながら異なる形のつながりを見られます。設計者の選定には建築家・妹島和世が関わりました。飲食は有料で、青柳菜摘、須田悦弘、森万里子のアーティストカクテルも提供されます。バス停はE-1・F-1・EXP2です。AWT BAR公式案内。
AWT BUSの利用方法と2026年の6ルート・直行便
バスは11月6~8日の3日間、10時から18時までおおむね15分間隔で巡回し、停留所で無料乗車できます。利用する路線ごとに展示エリアが異なります。2026年公式ルート図には停留所番号と参加会場が掲載されています。
| 路線 | 主なエリア・停留所 | 2026年に選ぶ理由 |
|---|---|---|
| A | 東京国立近代美術館A-1、ウェイティングルームA-3、ミサコ&ローゼンA-4、XYZコレクティブA-5、スカイザバスハウスA-6、VIDEO A-7 | 4つのAWT FOCUS会場を結び、近現代美術館から現代ギャラリーへ移れます |
| B | 東京都現代美術館B-1、無人島プロダクションB-2、ユタカキクタケギャラリー・アーティゾン美術館B-5 | 「日本国憲法展2026」と京橋のFOCUS会場を結びます |
| C | AWT VIDEO C-1、ギャラリー小柳C-2、思文閣銀座・銀座メゾンエルメスC-3、資生堂ギャラリーC-6 | 大手町の映像企画と銀座の「Komorebi」、歴史ある画廊街を回れます |
| D | 森美術館D-2、ミサシンギャラリーD-5、タケニナガワD-6 | 六本木・西麻布の施設と青柳菜摘、鴨治晃次のFOCUS企画がつながります |
| E | AWT BAR E-1、東京都庭園美術館E-7、東京都写真美術館E-8 | 南青山の期間限定建築から目黒・恵比寿の美術館へ進めます |
| F | AWT BAR F-1、スペースアンF-3、東京オペラシティ アートギャラリーF-6、エスパス ルイ・ヴィトン東京F-8 | 新宿方面まで広がり、ジュリアンノックスのFOCUS展を組み込めます |
| EXP | AWT VIDEO EXP1~AWT BAR EXP2 | 大手町の映像会場と南青山の特設建築を直接つなぎます |
Cルートの銀座は、近代以降の画商、老舗画廊、現代美術のギャラリーが共存する地区です。日常の街歩きとしての成り立ちは銀座のギャラリー巡りと画廊の歴史で紹介しています。2026年のAWTではC-3のFOCUS特別展と合わせて歩くと、通常公開の展示と期間限定企画を比べられます。
B-5とC-2の間は公式案内で徒歩約10分とされ、京橋と銀座をつなぐ徒歩移動にも利用できます。停留所付近の会場が複数ある場合は、同じ番号から徒歩でそれぞれの施設へ向かう方式です。直行便は2025年にも運行され、2026年は発着地がAWT VIDEOとAWT BARに変更されました。
無料で楽しめる範囲、予約制企画、20人規模の巡り方
無料バス、2026年のAWT FOCUS10会場、AWT VIDEO、参加ギャラリーの一般公開展には、通常は入場料がかかりません。一方、美術館の展覧会はチケット購入が必要で、一部が当日限りのAWT参加証による割引対象です。AWT BARでは建築空間への入場は無料、食事と飲み物は有料です。展示スペースの定員や入場列によっては順番に案内されます。
ミートアップとコレクター向けガイドツアーは参加無料・予約必須で、応募多数の場合は抽選です。キッズ・ユース向けアートウォークは無料で、ワークショップは予約・定員の設定があります。アート教育付き託児サービスやTOKYO HOUSE TOURには有料の申込枠があります。公式の予約・料金案内では、事業の無料部分と申込が必要な企画を分けて示しています。
2026年11月6日(金)18時~20時には、慶應義塾大学三田キャンパス西校舎ホールでキュレーター・シンポジウムが開催されます。参加無料で、個別企画ページと申込先が案内されています。バス運行の終了時刻は18時のため、トーク参加とバス移動は時間を分けて計画する必要があります。
約20人のサークルでは、無料バスへ全員が一度に乗れる保証はありません。小さなギャラリーへの同時入場にも制限が生じます。団体受け入れについて各会場に事前相談したうえで、数人ずつの鑑賞、徒歩区間の併用、離れた場所での再集合を組み合わせる方法が現実的です。展覧会の鑑賞時間を主に置き、乗車待ちを見込んだ余裕を設けます。
モデルコース1:バスで大手町・銀座の特別企画へ(約2~3時間)
11月6~8日にC-1のAWT VIDEOで映像を鑑賞し、Cルートのバスで銀座へ移動してC-3思文閣銀座「Komorebi」を訪ねます。時間に余裕があればC-2ギャラリー小柳の会期中展示も組み合わせます。映像と絵画の二つの特別企画を核にし、普段の画廊訪問との違いを確かめる構成です。バスの待ち時間や上映作品の長さで滞在時間は変わります。
モデルコース2:銀座・京橋を徒歩中心に回る(約2~3時間)
銀座のC-3思文閣銀座「Komorebi」を起点に、C-2ギャラリー小柳などの参加展示を歩いて鑑賞し、京橋のB-5ユタカキクタケギャラリーでFOCUS「The Quiet」へ向かいます。B-5とC-2を徒歩約10分で結べるという公式案内を利用した計画です。AWT FOCUSの特別展2件を含み、バスの混雑に左右されにくい構成なので、無料バスのない11月4~5日にも展覧会の開場時間に合わせて実施できます。
両コースともFOCUS会場は無料で、通常展の実施日と時間は公式イベント一覧で区別できます。開催に合わせて新設されたFOCUS展、AWTに参加する通常会期の展覧会、年間を通して無料で公開される文化施設は、それぞれ公開の理由が異なります。
アートウィーク東京誕生の背景――点在する美術館とギャラリーを結ぶ発想
東京の現代美術の発表場所は、美術館のほか、画商が経営するギャラリー、アーティスト主体の空間、企業の文化施設などに分散しています。展覧会や作品販売が同時に行われていても、海外の来訪者や初めて美術館に入る人にとって、その所在や公共交通機関を使ったつながりは把握しにくいものでした。
AWTディレクターの蜷川敦子らが構想したのは、既存の美術館と画廊を別の会場に移す方式ではなく、東京各地の拠点を同じ会期と移動手段で結ぶイベントでした。2021年のプレ開催では四つのアートバスルートを設け、参加施設の展示を見ながら都市を巡る形式を実施しました。2021年公式アーカイブには当時の会期と運行方法が残されています。
2022年に東京都がモビールプロジェクトを共催事業として加えたことで、交通アクセスの向上に加えて若年層の学習、専門家同士の議論、鑑賞者とギャラリーの交流が事業として位置づけられました。東京の各地域にある既存の文化施設を結び直す都市文化政策としての性格が、無料バスの運行方式にも表れています。
2021年~2026年の歩み――有料パスから無料バス、分散型特別展へ
2021年:プレ開催と有料アートバス
11月4~7日のプレ開催では四つのアートバスルートが運行されました。利用にはAWTパスが必要で、一般1日券は1,000円、4日券は2,000円、中学生以下にも無料パスを受け取る仕組みが設けられました。車内で鑑賞するアート企画も初年度から実施され、音声や都市の移動を通して作品に接する形式が始まっています。バスを展示空間にする試みは2024年が最初というわけではなく、2024年に国際的な特別企画として拡張されました。2021年公式資料。
2022年:東京都共催のモビールプロジェクトが始動
東京都は2022年5月10日にモビールプロジェクトの実施を発表しました。事業期間は11月3~6日で、六つのバスルートを設け、交通と美術体験を結びました。公式アプリ「AWT PASS」は各施設とバスの情報へアクセスする手段となり、アート教育やオンライン・トークも企画されました。2022年のAWT全体では51のアートスペースが紹介されています。東京都の当初発表にある美術館11・ギャラリー41という数字は募集・予定段階の内訳であり、後年の実績値と単純には比較しません。東京都の発表/AWT 2022アーカイブ。
2023年:7ルート化とキュレーター・シンポジウム
11月2~5日にはバスの巡回網が7ルートに増えました。東京都の2023年8月29日発表では、新たなキュレーター・シンポジウム、オンライン・トーク、子ども・若者向けガイドツアーなどが教育・交流の柱となっています。同じ年にAWT全体の企画「AWT FOCUS」も初開催され、美術館建築の大倉集古館を会場に販売とキュレーションを組み合わせる展覧会が始まりました。AWTの来場者数は2022年が約3万2,000人超、2023年が約4万3,000人超と報じられていますが、いずれもAWT全体の来場者で、モビールプロジェクトや無料バスの利用者数を示すものではありません。東京都の2023年発表/当年のバス案内。
2024年:バス41台を使った「Berlin–Tokyo Express」
11月7~10日は六つのバスルートで53施設を結びました。ベルリンと東京の友好都市提携30周年に合わせ、visitBerlinと連携して「Berlin–Tokyo Express」を開催。キュレーターのルッツ・ヘンケが関わり、バスそのものを移動するアートの場へ変えました。公式発表では41台のバスに作品を展開しています。
内容は作家ごとに異なります。マルテ・バーチュは《Time Machine》で乗客が押すボタンとレシート状の印字を使い、アユミ・パウルは窓に呼吸のための指示を配置。ルチア・ケンプケスは車内の装備を利用した介入を、ヤン・ヴォーは写真表現を展開しました。アンドレアス・ミューエやサンティアゴ・シエラも参加し、作品は彫刻、印刷、音声、行為など複数の形式にわたります。2024年AWT BUSアーカイブと東京都発表に記録されています。2026年の運行案内にこの特別展示は含まれません。
2025年:7巡回ルートに直行便を追加
AWT全体は11月5~9日、無料バスは11月7~9日でした。巡回便はA~Gの7ルートに拡大し、さらにAWT FOCUS会場の大倉集古館から、AWT VIDEO、東京都現代美術館、東京都庭園美術館、東京オペラシティ アートギャラリーなどへ向かう直行便を設定しました。FOCUSは大倉集古館での有料企画として行われ、2026年の無料・10会場型への変化を理解する比較点となります。ミートアップ、コレクター向けツアー、キッズ・ユース向け企画、キュレーター・シンポジウムも続きました。2025年公式運行案内。
2026年:FOCUSを10会場に分散し、直行便の役割を変更
AWT全体の5日間に対して無料バスは後半3日間に運行されます。巡回はA~Fの6ルートとなり、直行便は大手町のAWT VIDEOと南青山のAWT BARの間を結びます。美術館を中心に移動する2025年の直行網と、二つの特別企画を結ぶ2026年の接続は性格が異なります。AWT FOCUSは都内10の会場へ分散し、入場無料の展覧会として実施されます。作品を買える展覧会として始まった企画が、キュレーターと個別の会場の組み合わせを前面に出す形式へ変わりました。
年ごとの開催実績・運行方式の比較
| 年 | AWT全体/モビール・バス期間 | バス | 施設・新企画 |
|---|---|---|---|
| 2021 | 11月4~7日/モビール事業開始前 | 4ルート、有料パス | AWTプレ開催。車内アート企画 |
| 2022 | 11月3~6日を中心に開催/事業11月3~6日 | 6ルート、無料 | 51アートスペース(AWTアーカイブ)。東京都共催、AWT PASS、教育企画 |
| 2023 | 11月2~5日/事業同期間 | 7ルート、無料 | キュレーター・シンポジウム開始。AWT FOCUS初開催 |
| 2024 | 11月7~10日/事業同期間 | 6ルート、無料 | 53施設。「Berlin–Tokyo Express」による車内アート展開 |
| 2025 | 11月5~9日/バス11月7~9日 | 7ルート+直行便、無料 | FOCUS大倉集古館、教育・交流プログラムを継続 |
| 2026 | 11月4~8日/バス11月6~8日 | 6ルート+EXP直行便、無料 | 56施設(日本語公式案内)。FOCUSが10会場・無料に転換 |
施設数は公表時点や「ギャラリー」「アートスペース」の集計範囲によって変わるため、裏づけられる数値のみ記載しました。来場者数も美術館・ギャラリーを含むAWT全体の発表と、バス利用人数を区別して扱います。
事業を支える組織とキーパーソン
AWTディレクターの蜷川敦子は、ギャラリーや美術館を横断する催しの運営を担い、コンテンポラリーアートプラットフォームの共同代表理事でもあります。2026年の関係者には森美術館館長の片岡真実、アート教育に携わるAIT理事長の塩見有子らが名を連ねます。美術館の運営、教育、キュレーションと、東京都の文化政策を接続する組織体制が、バスの運行と鑑賞プログラムを支えています。役職と運営構成はAWT公式の組織・実行委員会情報を参照できます。
都内の美術館は公共的な展示・研究の場であり、ギャラリーは作家を継続的に紹介し作品売買も担います。両者の運営目的は違いますが、AWTでは同じルート上に並びます。美術館での美術史的な展示と、個々の作家の新作発表を1日の行程で見比べられる点に、都市の文化拠点を連携させる効果があります。
ARTE TOKYOとの関係――2026年に始まる別の芸術祭
「ARTE TOKYO(東京国際文化芸術祭)」は2026年に初開催される別の文化芸術祭です。AWTはそのパートナープログラムとして参加します。初開催という説明が指すのはARTE TOKYOであり、2021年から続くアートウィーク東京や2022年からのモビールプロジェクトの開始年とは区別されます。芸術祭全体の制度や東京の街との関係はARTE TOKYOとは?2026年初開催の東京国際文化芸術祭で解説しています。
