SBI証券が主催する「資産運用フェス」は、個人投資家が運用会社やETFプロバイダー、取引所、金融サービス会社などの担当者と直接話せる大型の資産運用イベントです。参加費は無料で、SBI証券に口座を持っていない人も参加できます。
会場には多数のブースが並び、投資信託やETF、NISA、暗号資産、不動産投資などについて担当者へ質問できます。著名投資家や専門家の講演もあり、「セミナーを一日聞くイベント」というより、興味のあるブースやミニセミナーを選んで歩き回る展示会に近い内容です。
2026年は2月に「資産運用フェス2026-Spring-」が開催され、9月27日(日)には「資産運用フェス2026-Autumn-」が東京国際フォーラムで開催されます。この記事では、初開催の2023年から2024年・2025年の変化、2026年の最新情報、日経・東証IRフェアとの違いまでまとめます。
資産運用フェスとは
資産運用フェスは、SBI証券が主催する個人向けの資産運用イベントです。2023年に初開催され、東京国際フォーラムを会場として開催されてきました。
大きな特徴は、運用会社やETFプロバイダー、取引所などのブースを自由に回り、担当者に直接質問できることです。投資信託の中身や運用方針、ETFとの違い、NISAでの使い方など、ウェブサイトや目論見書だけでは分かりにくい点も、その場で確認できます。
一方、個別株の投資先企業が大量に出展するイベントではありません。上場企業の事業内容や決算、成長戦略を調べる「IRフェア」と比べると、資産運用フェスは「どの企業の株を買うか」より、「どの投資信託・ETF・資産クラス・運用方法を選ぶか」を学ぶ場という性格が強くなっています。
無料でも楽しめる?初心者でも参加できる?
参加費は無料です。過去開催ではSBI証券に口座を持っていない人も申し込みでき、会場参加とオンライン配信の両方が用意されてきました。
初心者でも、まずはブースを眺め、気になるテーマのミニセミナーを聞くだけで楽しめます。過去にはNISA、投資信託、ETF、インド株、半導体、ゴールド、債券、暗号資産など幅広いテーマが扱われました。SBI証券の質問コーナーや資産運用相談のように、具体的な疑問を持ち込める場所もあります。
2024年には巨大ガチャ、スタンプラリー、親子向け金融教育コーナー、2025年にはストレッチ体験など、講演以外の企画も設けられました。2026 Autumnでは縁日やオリジナル貯金箱づくりなど、子ども向けコーナーも予定されています。
日経・東証IRフェアとは何が違う?
個人投資家向けの無料大型イベントとしては、「日経・東証IRフェア」と雰囲気が似ています。どちらも多数のブースを自由に回り、担当者の説明を聞き、著名人や専門家の講演も楽しめます。
違いは、ブースの主役です。日経・東証IRフェアには上場企業が集まり、企業の事業内容、決算、成長戦略、株主還元などをIR担当者から聞きます。2026年の日経・東証IRフェアには173社が集まりました。個別株の投資先を探したい人には、こちらの方が向いています。
資産運用フェスでは、運用会社、ETFプロバイダー、取引所、金融サービス会社などが中心です。投資信託やETFの特徴、資産配分、NISA、ゴールド、暗号資産など、「投資商品や運用方法」を横断的に比較するのに向いています。
| 比較 | 資産運用フェス | 日経・東証IRフェア |
|---|---|---|
| 主な出展者 | 運用会社、ETF、取引所、金融サービスなど | 上場企業 |
| 主なテーマ | 投信、ETF、NISA、資産配分、各種投資商品 | 事業、業績、成長戦略、株主還元 |
| 個別株の企業探し | 限定的 | 非常に向いている |
| 投資信託・ETF探し | 非常に向いている | 一部で扱う |
| 担当者への直接質問 | できる | できる |
| 著名人・専門家の講演 | あり | あり |
| 参加費 | 無料・事前申込制 | 無料・登録制 |
日経・東証IRフェアについては、当サイトの「日経・東証IRフェア2026を楽しむ完全ガイド|出展企業・講演・企業ランキング」で、出展企業や講演、初心者向けの回り方を詳しく紹介しています。
資産運用フェスの歴史
2023年|新NISAを前に初開催
第1回は2023年9月18日、東京国際フォーラム ホールEで開催されました。翌2024年から始まる新NISAを大きなテーマとし、資産運用会社、ETFプロバイダー、取引所など27社がブースを出展しました。
IFAによる資産運用相談、NISA・iDeCoの口座開設ブース、桐谷広人氏らによるセミナー、スタンプラリーなども実施されました。会場定員は3,000名で、SBI証券公式YouTubeによると実際の来場者は2,769名、WEB視聴は9,657回でした。
2024年|投信・ETF・相談・体験を組み合わせた大型イベントへ
2024年は9月8日に東京国際フォーラム ホールE・ロビーギャラリーで開催されました。9:30開場、18:00閉会、会場定員3,000名、オンラインはYouTubeによるリアルタイム配信で定員無制限でした。
2024年の会場は、単なる講演会ではなく、ブースを回る楽しさが強く打ち出されました。A会場にはETFプロバイダー、FOLIO、東京証券取引所、堂島取引所などが出展し、野村アセットマネジメントはETFと投資信託を紹介する大型ブースを設置しました。
B会場には投資信託のブースが集まり、運用会社に気になる投資信託を直接質問できました。資産運用相談コーナーではSBIマネープラザなど計4社が相談に対応し、親子で学ぶ資産運用コーナーでは投資ゲームやお小遣いルール作りなども行われました。
会場内では、対象ブースを回って参加する巨大ガチャや、22ブースのスタンプを集めるスタンプラリーも実施されました。投資の知識を得るだけでなく、展示会として歩き回れる構成になっていたことが分かります。
セミナーでは朝倉智也氏、竹川美奈子氏、専業投資家のテスタ氏、桐谷広人氏、元プロ卓球選手の水谷隼氏らが登壇。運用会社による講演では、日本株、インド株、半導体、米国株、債券、長期投資など多様なテーマが扱われました。
2025年の公式案内では、2024年の協賛・協力を35社と説明しており、初回の27社から規模が拡大したことが分かります。
2025年|投信・ETFから暗号資産・ST・不動産まで拡大
2025年は9月7日に東京国際フォーラムで開催され、今回で3回目と案内されました。開催時間は9:30~18:00、会場定員は3,000名、オンライン配信は定員無制限でした。
2025年の公式イベントページでは、前年の協賛・協力35社から10社増え、45社による開催と案内されました。一方、2026年SpringのSBI証券プレスリリースでは「前回44社」と記載されており、公表資料の間で1社の差があります。集計時点や協賛・協力の数え方が異なる可能性があるため、ここでは当時の2025年イベントページの「45社」を中心に紹介します。
ブース内容も広がりました。運用会社による投資信託・ETFのミニセミナーに加え、NISAコーナーを拡大し、新たにセキュリティトークン(ST)、暗号資産、不動産投資のブースを展開。東京証券取引所のブースではレベル別のETFミニセミナーが行われました。
セミナーでは日本株、高配当株、宇宙ビジネス、インド、ゴールド、債券、NASDAQ、暗号資産など幅広いテーマを扱い、最終セッション「波乱相場の生き残り術」には桐谷広人氏とテスタ氏が登壇しました。この最終セッションはLIVE配信を行わず、会場参加者のみが聴講できる企画でした。
会場後方にはWell Bodyによるストレッチ体験コーナーも設置されました。金融商品の説明だけではなく、ブース巡り、ミニセミナー、体験企画を組み合わせる「フェス」らしい形が強まった年です。
2026年|SpringとAutumnの年2回開催へ
2026-Spring-|48社が協賛・協力
2026年2月15日には「資産運用フェス2026-Spring-」が東京国際フォーラムで開催されました。SBI証券はこの回を「4回目」と説明しています。
協賛・協力は48社で、SBI証券の発表では前回を上回る規模でした。経済愛好家・コラムニストの肉乃小路ニクヨ氏と専業投資家のテスタ氏によるトークセッション、SBI証券スタッフに直接質問できる「SBI証券何でも質問コーナー」などが用意されました。
開催時間は9:30~18:00、参加無料、会場定員3,000名、オンラインはYouTubeで定員無制限でした。2023~2025年の秋開催だけでなく、2026年は春にも開催されたことで、イベントが年1回から複数回開催へ展開しています。
2026-Autumn-|9月27日、会場定員4,500名へ拡大
2026年9月27日(日)には「資産運用フェス2026-Autumn-」が東京国際フォーラム ホールE・ロビーギャラリーで開催されます。開催時間は9:30~18:00、参加費は無料で、会場とオンライン配信のハイブリッド形式です。
- 開催日:2026年9月27日(日)
- 時間:9:30開場、18:00閉会
- 会場:東京国際フォーラム ホールE・ロビーギャラリー
- 参加費:無料(事前申し込み制)
- 会場定員:4,500名
- オンライン:YouTubeリアルタイム配信、定員無制限
- アーカイブ:2026年10月中を予定
- 申込期限:2026年9月25日(金)12:00
特に注目したいのが会場定員です。2023年、2024年、2025年、2026 Springはいずれも3,000名でしたが、2026 Autumnは4,500名に拡大されています。
会場には多数の運用会社がブースを出展し、投資信託、ETF、暗号資産などについて担当者へ直接質問できます。専業投資家のテスタ氏、将棋プロ棋士/投資家の桐谷広人氏による講演も予定されています。
さらに、縁日やオリジナルの貯金箱づくりなど、子どもが楽しめるコーナーも予定されています。過去の親子向け金融教育企画からさらに一歩進み、家族で来場しやすいイベントとしての要素も強くなっています。
なお、2026 Autumnの全出展社一覧や各ブースの詳細は、今後の公式発表で追加される可能性があります。過去の資産運用フェスでは開催日に近づくにつれて、ブース内容やミニセミナー、タイムテーブルなどが詳しく公開されてきました。
2026 Autumnの参加方法
会場参加、オンライン参加ともに事前申し込みが必要です。SBI証券に口座を持っていない人も申し込めます。
会場参加では、来場時に案内状メールを提示します。2026年9月18日(金)11:59までに申し込んだ場合は同日18:00を目途に、9月18日12:00から9月25日12:00までに申し込んだ場合は9月25日18:00を目途に案内状が送付される予定です。
オンライン参加者には、9月25日(金)18:00を目途に動画視聴用URLが送られる予定です。
会場アクセス
会場は東京国際フォーラム ホールE・ロビーギャラリーです。住所は東京都千代田区丸の内3丁目5-1、ガラス棟地下2階・地下1階です。
- JR有楽町駅 国際フォーラム口から徒歩約1分
- JR京葉線 東京駅から徒歩約5分(4番出口直結)
- 東京メトロ有楽町線 有楽町駅 D5出口直結
- 東京メトロ丸ノ内線 銀座駅 C9出口から徒歩約5分
- 都営三田線 日比谷駅から徒歩約5分
初めて行くならどう回る?
資産運用フェスは、すべての講演を最初から最後まで聞くより、興味のあるテーマを決めてブースとセミナーを組み合わせると回りやすくなります。
- 普段保有している投資信託の運用会社を探す
- 気になるETFのブースで投資対象やコストを聞く
- NISA、債券、ゴールド、暗号資産など未経験の分野を1つ選ぶ
- 著名投資家の講演を1本選ぶ
- 最後に気になった商品や考え方を整理する
個別株の企業研究を目的にするなら日経・東証IRフェア、投資信託やETFを含む資産運用全体を広く見たいなら資産運用フェスが向いています。相場分析や売買技術、先物・オプションまで学びたい場合は「インベスター&トレーダーEXPO2026」も比較候補になります。
公式情報
本イベントでは金融商品やサービスが紹介され、商品等の勧誘が行われる場合があります。投資判断をする際は、商品の手数料やリスク、運用方針などを確認してください。

