竹芝~大門~芝公園の歴史を巡る歴史解説付き夜散歩!レインボーブリッジなど夜景スポットもあり!【開催レポート】

竹芝客船ターミナルとさるびあ丸の夜景

ゆる歴史散歩会では「竹芝~大門~芝公園の歴史を巡る歴史解説付き夜散歩!レインボーブリッジなど夜景スポットもあり!」を開催しました。今回の参加者は21名。竹芝から大門、芝公園までを歩きながら、港町として発展した東京の歴史や寺社、近代日本を支えた人物たちの足跡をたどりました。

夜の東京湾やレインボーブリッジ、東京タワーの美しい景色を眺めながら、歴史を学べるのが今回のコースの魅力です。一人参加の方も多く、グループに分かれて交流しながら歩きました。最後にはクイズも行い、楽しみながら知識を深める充実した大人の街歩きとなりました。

港区竹芝

東京都港区行政地図

竹芝は東京湾に面した港町で、江戸時代から海上交通の要所として発展してきました。現在も伊豆諸島や小笠原諸島へ向かう船が発着する東京の海の玄関口です。再開発によって近代的なオフィスや商業施設が整備される一方で、海と共に発展してきた歴史を感じられる地域でもあります。

竹芝新八景と東京ポートシティ竹芝

まずは東京ポートシティ竹芝で集合!ここでは「竹芝新八景」について学びました。雨・水・島・水田・香・菜園・蜂・空という八つのテーマを通じて、生物多様性や都市と自然の共生を表現しています。都心部でありながら緑や水辺を感じられる空間づくりが行われており、近年の竹芝再開発を象徴する取り組みとして興味深い内容でした。

竹芝客船ターミナルとモヤイ像

竹芝客船ターミナルとさるびあ丸の夜景

続いて訪れたのは竹芝客船ターミナル。停泊する客船や東京湾の夜景が印象的でした。

ターミナル周辺にはモヤイ像があります。モヤイ像は伊豆諸島・新島村の名物で、イースター島のモアイ像をモデルに制作されたものです。材料となる「抗火石(コーガ石)」は新島とイタリアのリーパリ島でしか産出しない珍しい石として知られています。軽く加工しやすい特徴があり、新島では昭和期に全国各地へモヤイ像が寄贈されました。渋谷駅前のモヤイ像もその一つです。

レインボーブリッジを眺める参加者たち

そしてここの魅力はなんといってもレインボーブリッジ見渡せる展望デッキです。デートスポットとしても最高ですね!みんな写真撮影などしながら楽しみました。

ウォーターズ竹芝

ウォーターズ竹芝の夜景

ウォーターズ竹芝では、近未来的な建築と水辺空間が調和した景観を楽しみました。周辺には劇場や商業施設も整備され、かつての港湾エリアが新たな文化拠点へと生まれ変わっています。

港区芝大門・芝公園

東京タワーを眺めながら歩く参加者

竹芝から大門方面へ向かう途中、東京タワーが徐々に近づいてくる景色も印象的でした。

福沢・近藤両翁学塾跡

大門周辺の夜の街歩き

途中で福沢・近藤両翁学塾跡を見学しました。近藤真琴は明治六大教育家の一人とされ、攻玉社の創立者として知られています。海軍教育にも大きく貢献し、日本近代化を支えた人物の一人です。

福沢諭吉と同時代を生きた教育者たちの活動を知ることで、明治時代の人材育成が日本の発展に果たした役割を学びました。

芝大神宮

芝大神宮は1005年創建と伝わる古社で、「関東のお伊勢さま」として広く信仰を集めてきました。御祭神は伊勢神宮と同じ天照大御神と豊受大神です。中にははいりませんでしたが、境内では貯金塚、生姜塚、力石などもあるようです。源頼朝から社地の寄進を受け、江戸時代には徳川幕府から厚く保護された歴史を持ちます。都心の中にありながら長い歴史を今に伝える貴重な神社です。

増上寺大門

芝大神宮前で歴史解説を聞く様子

増上寺大門は増上寺本来の正門です。明治時代に東京府へ寄付された後、長らく所有関係が不明となっていましたが、2016年に増上寺へ返還されました。

2017年には耐震補強と修復工事が行われ、美しい姿がよみがえりました。夜にライトアップされた大門と東京タワーの組み合わせは、港区を代表する景観の一つです。

万延元年遣米使節団記念碑と振り返りとクイズ

東京タワーを望みながら増上寺方面へ向かう参加者
芝公園でクイズを楽しむ参加者

幕末に日米修好通商条約の批准書交換のため渡米した万延元年遣米使節団についても学びました。正使の新見豊前守正興、副使の村垣淡路守範正、監察の小栗豊後守忠順らが参加し、1860年にアメリカへ渡りました。

また、護衛名目で派遣された咸臨丸には勝海舟、ジョン万次郎、福沢諭吉らが乗船していました。日本が本格的に国際社会へ歩み出した時代の象徴的な出来事として紹介しました。

最後は芝公園で当日の内容を振り返りました。クイズ形式で学んだ内容を確認しながら、参加者同士で知識を共有しました。

レインボーブリッジや東京湾の夜景、東京タワーのライトアップなど、夜ならではの景色を楽しみながら歴史を学べるコースとなりました。

まとめ

今回の歴史散歩では、竹芝の海辺から大門、芝公園へと歩きながら、港区の発展や近代日本の歴史、寺社信仰、教育史、幕末外交など幅広いテーマに触れることができました。

実際に街を歩くことで、教科書だけでは分からない歴史のつながりや地形、景観の変化を体感できます。夜景スポットも多く、歴史初心者の方でも楽しみやすいコースでした。

ゆる歴史散歩会では、東京周辺の歴史スポットや文化施設を、初心者にも分かりやすく巡る街歩きイベントを開催しています。一人参加の方も多く、歴史に詳しくない方でも気軽に参加しやすい雰囲気です。

この記事を書いた人
ゆる歴史散歩会 運営者
なかまつ

北海道大学工学部卒。現在はIT系会社員の傍ら、年間400回以上の街歩きイベントを企画し、これまで延べ25,000名以上の方にご参加いただいている、ゆる歴史散歩サークルを運営しています。東京の歴史・文化・建築・地形などを、初心者でも気軽に楽しめるイベントとして企画しています。

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