大阪・関西万博を平日2日間で巡った体験記|予約1件・訪問先・食事・待ち時間の全記録

大阪・関西万博会場を囲む木造の大屋根リング

2025年9月2日と3日の平日2日間、大阪・夢洲で開催されていた大阪・関西万博を訪れました。事前予約で入館したのはハンガリー館だけで、ほかは当日列を利用しています。1日目は午前8時10分に夢洲駅へ着き、午後10時まで滞在。2日目は午前7時52分に到着し、午後7時に退場しました。

この記事では、実際に回った施設、入退場時刻、食事、待機中に役立った持ち物、万博記念公園を含む4日間の行程を記録します。大阪・関西万博は2025年10月13日に閉幕しているため、以下は2025年9月1日から4日時点の体験記です。

結論|予約1件でも平日2日間で多くの施設を回れた

今回の万博訪問では、予約入館はハンガリー館の1件だけでした。人気館だけに絞らず、海外パビリオン、コモンズ館、大屋根リング、噴水ショー、ドローンショーを組み合わせたことで、2日間を通して幅広く会場を見られました。

項目1日目2日目
訪問日2025年9月2日2025年9月3日
夢洲駅到着8:107:52
入場9:309:30
退場22:0019:00
会場滞在約12時間30分約9時間30分
事前予約なしハンガリー館
食事つくもうどんトルクメニスタンレストラン
確認できた食事待ち待ちなし約90分

待ち時間や入館状況は、訪問した2日間の実体験です。時間帯、天候、入場者数によって条件は変わるため、万博全期間に共通する数値ではありません。

大阪・関西万博とは

大阪・関西万博は、2025年4月13日から10月13日まで大阪市此花区の夢洲で開催されました。公式データによると、会期を通じた来場者は延べ約2,902万人、公式参加者は158か国・地域と7国際機関です。

会場の象徴が大屋根リングです。公式サイトによれば、外径約675メートル、建築面積61,035.55平方メートルの木造建築で、2025年3月4日に「最大の木造建築物」としてギネス世界記録に認定されました。リングは会場の主動線であると同時に、日差しや雨風を避けられる滞留空間として使われました。

大阪・関西万博会場を囲む木造の大屋根リング
大阪・関西万博の大屋根リング、2025年6月20日。撮影:あばさー/Wikimedia Commons/パブリックドメイン。

9月1日|天保山と大阪港を歩く

万博前日は天保山周辺を巡りました。翌日から長時間歩く予定だったため、海遊館を中心に大阪港の景観を楽しむ日としました。

  • サンタマリア号のクルーズ:△
    大阪港の周辺や船からの景色に関心がある人向けです。天保山大観覧車と組み合わせると、海上と高所の両方から港を見られます。
  • 海遊館:◎
    3時間以上滞在しました。短時間で通過するより、館内をゆっくり見る計画が合います。
  • 天保山大観覧車:○
    夜景を見られる時間帯に利用しました。
  • 天保山:△
    標高4.53メートルの人工の山として知られます。周辺観光と合わせて立ち寄りました。

評価記号は、◎が「特に満足した」、○が「時間があればおすすめ」、△が「目的が合う人向け」です。

9月2日|万博1日目の行程

入場から退場まで

  • 8:10 夢洲駅着
  • 9:30 入場
  • 22:00 退場
  • 22:28 夢洲駅発

夢洲駅到着から入場までは80分でした。訪問中でもっとも暑さを感じたのは東ゲートの入場待ちです。日中だけでなく、入場前の待機時間を想定した暑さ対策が必要でした。

訪れた施設とショー

1日目に訪れたのは、韓国館、コモンズF、アゼルバイジャン館、夜の地球 Earth at Night、モナコ館、スペイン館、サウジアラビア館、インド館、アルジェリア館、バルト館、セネガル館、バングラデシュ館、カンボジア館、コモンズB、コモンズC、ポーランド館、大屋根リング、コモンズDです。夜は「アオと夜の虹のパレード」とドローンショーも見ました。

個別パビリオンだけでなく、複数の国・地域が一つの建物に入るコモンズ館を組み込んだことで、1日の中で多くの展示に触れられました。大屋根リングと夜のショーを行程へ入れたため、展示だけでなく、会場建築と夜景も体験できました。

1日目の食事

昼食はつくもうどんを利用し、待ち時間はありませんでした。会場内の飲食店は時間帯や店舗で混雑差が大きいため、空いている店を見つけた時点で入る方法が、この日はうまく機能しました。

9月3日|万博2日目の行程

入場から退場まで

  • 7:52 夢洲駅着
  • 9:30 入場
  • 19:00 退場
  • 19:12 夢洲駅発

2日目は夢洲駅へ1日目より18分早く着きましたが、入場時刻は同じ9時30分でした。退場は19時で、1日目より約3時間短い滞在です。

訪れた施設

2日目は、ベトナム館、カタール館、ハンガリー館、トルクメニスタン館、PASONA NATUREVERSE、インドネシア館、静けさの森、マレーシア館を回りました。事前予約で入ったのはハンガリー館だけです。

PASONA NATUREVERSEには約2時間滞在しました。施設数だけを増やすのではなく、一つの展示を長く見る時間も確保した日です。静けさの森の散歩を挟んだことで、パビリオンを連続して回る行程に休息を入れられました。

2日目の食事

昼食はトルクメニスタンレストランを利用し、入店まで約90分待ちました。1日目のつくもうどんは待ちなしだったため、同じ会場でも店舗によって差がありました。「パビリオンのレストランは必ず長時間待つ」と一般化せず、利用した店ごとの実績として見るのが正確です。

予約なし中心で回れた理由

  • 人気館だけに絞らなかった
    単独の海外パビリオンとコモンズ館を組み合わせました。
  • 朝から夜まで滞在した
    1日目は約12時間30分、2日目は約9時間30分を会場で過ごしました。
  • 展示以外も行程へ入れた
    大屋根リング、静けさの森、噴水ショー、ドローンショーを組み込みました。
  • 予約の有無で行動を固定しなかった
    予約入館はハンガリー館だけで、ほかは当日の状況に合わせました。
  • 待機用の椅子を持参した
    伸縮式の折りたたみ椅子を入場待ちや行列で使用しました。

持参して役立った物|折りたたみ椅子

今回もっとも使用頻度が高かったのは、上下に伸縮するアコーディオンスツールです。長時間の入場待ちや行列で座れるため、立ち続ける負担を減らせました。荷物になるため全員に必要とは限りませんが、長時間滞在を予定する人には実用的でした。

大阪・関西万博の待ち時間に使用した伸縮式の折りたたみ椅子
アコーディオンスツール(上下に伸びる折りたたみ椅子)

会場で感じた暑さ・夜の気温・飲食の混雑

  • 暑さ:東ゲートで入場を待つ時間が、もっとも汗をかいて負担を感じました。
  • 夜:日中より涼しく、大屋根リング上では風があり、少し肌寒く感じる場面がありました。
  • 飲食価格:購入時には市街地より高く感じる商品があり、自動販売機も通常より高めでした。価格差は商品ごとに異なるため、一律の倍率では示しません。
  • 飲食待ち:利用した2店舗では、待ちなしと約90分待ちに分かれました。
  • スタンプラリー:今回は参加せず、展示と会場散策を優先しました。

会場のパビリオン建築|参考写真

以下は大阪・関西万博の会場景観を伝える参考写真です。今回の訪問先一覧とは別であり、筆者がこの2日間に入館した施設を示すものではありません。

大阪・関西万博のイタリア館外観
大阪・関西万博 イタリア館、2025年6月20日。撮影:あばさー/Wikimedia Commons/パブリックドメイン。
大阪・関西万博の日本館の木造外観
大阪・関西万博 日本館、2025年6月20日。撮影:あばさー/Wikimedia Commons/パブリックドメイン。
大阪・関西万博のフランス館外観
大阪・関西万博 フランス館、2025年5月17日。撮影:Tatsuya tetsudo/Wikimedia Commons/CC0。

9月4日|万博記念公園で1970年大阪万博をたどる

夢洲で2025年の万博を見た翌日は、万博記念公園を訪れました。1970年大阪万博の展示と太陽の塔を続けて見ることで、二つの大阪万博を一つの旅行の中で比較できました。

  • EXPO’70パビリオン:○
    1970年大阪万博の会場や展示を知る資料があり、黄金の顔の公開も見られました。
  • 太陽の塔の内部:○
    外観だけでなく内部も見学しました。
  • ノースガーデン:◎
    昼食で利用しました。
  • 日本庭園:△
    季節によって印象が変わる場所です。
  • 国立民族学博物館:◎
    世界各地の文化に関心がある人には見どころが多く、2~3時間は確保したい施設でした。
  • ニフレル:○
    水族館、動物園、美術館の要素を組み合わせた施設です。ホワイトタイガー、ミニカバ、イリエワニ、アルマジロ、キツネザルなどを近い距離で見られました。

1970年大阪万博は、千里丘陵の都市開発や交通整備とも深く結びついています。会場周辺の発展については、関連記事「千里ニュータウンの歴史|開発・大阪万博・団地再生をわかりやすく解説」で詳しく紹介しています。

博覧会を歴史の流れで見る

万博は巨大な観光イベントであるだけでなく、各国が産業、技術、文化、社会像を展示する場です。日本は幕末から海外の万国博覧会へ参加し、明治期には内国勧業博覧会を通じて産業振興と都市整備を進めました。こうした博覧会史を知ると、1970年と2025年の大阪万博も、長い歴史の中に位置づけられます。大阪・関西万博の資材や樹木を引き継ぐGREEN×EXPO 2027の計画も、この流れの先にあります。

日本と博覧会の関係は、関連記事「明治の博覧会を総まとめ|万博参加・内国勧業博覧会5回・日英博覧会まで」で解説しています。

コモンズ館とは|複数の国・地域を一度に見られる共同館

コモンズ館は、独立した大規模パビリオンを持たない国・地域などが一つの建物内で展示する共同館です。今回訪れたのはコモンズB、C、D、Fでした。短い移動で複数の展示を見られるため、多様な国・地域に触れたい人と相性のよい施設でした。

訪れたコモンズ館主な出展国・地域の例
コモンズBカーボベルデ、ガイアナ、ガンビア、ザンビア、ジブチ、ジャマイカ、ツバル、フィジーなど
コモンズCイスラエル、ウクライナ、クロアチア、サンマリノ、スロバキア、スロベニア、パナマなど
コモンズDタジキスタン、パキスタン、ブータン、モンゴル、ラオス、パレスチナ、キューバなど
コモンズFブルネイ、アルメニア、カザフスタン

参加国・地域の構成は公式情報に基づきます。全参加国名を本文へ長く並べるより、実際に訪れた館と代表例を示すことで、行程との関係が分かるように整理しました。

4日間を振り返って

今回の旅行では、9月1日に天保山と大阪港、2日と3日に大阪・関西万博、4日に万博記念公園を巡りました。2025年の夢洲では、予約1件でも、海外パビリオン、コモンズ館、会場建築、ショーを組み合わせれば幅広く回れました。一方で、入場前の暑さ、飲食店ごとの待ち時間、長時間歩行への備えは必要でした。

2025年万博の翌日に1970年万博の跡地を訪れたことで、万博は閉幕して終わるのではなく、建築、交通、都市、公園、博物館などの形で記憶が残ることも実感できました。大阪・関西万博を体験した記録として、訪問日時と実際に確認した内容を分け、後から読んでも当時の行程が追える形で残します。

参考サイト

この記事を書いた人
ゆる歴史散歩会 運営者
なかまつ

北海道大学工学部卒。現在はIT系会社員の傍ら、年間400回以上の街歩きイベントを企画し、これまで延べ25,000名以上の方にご参加いただいている、ゆる歴史散歩サークルを運営しています。東京の歴史・文化・建築・地形などを、初心者でも気軽に楽しめるイベントとして企画しています。

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