AI・人工知能EXPO NEO 2027は、2027年1月7日(木)・8日(金)の10:00~17:00に東京国際フォーラム ホールEで開催されるAI関連のBtoB展示会です。主催はRX Japan合同会社で、入場料は無料。事前の来場登録が必要です。
生成AIの新製品を見るだけでなく、企業が個人利用から組織展開、業務代替、意思決定や全体最適までAI活用を進める過程を「AXフェーズ」として整理している点が特徴です。一般向けの科学イベントではなく、AIの導入・実装を検討する企業の担当者や経営層が、情報収集や商談を行うための展示会です。
AI・人工知能EXPO NEO 2027の開催概要
会期は2027年1月7日(木)・8日(金)、会場は東京国際フォーラム ホールEです。開催時間は10:00~17:00で、主催はRX Japan合同会社です。
入場料は無料ですが、事前登録制です。登録後に案内される入場用情報を確認し、当日は会場受付で提示して入場します。
展示会では、生成AI、AIエージェント、データ基盤、AIインフラ、セキュリティ、ガバナンス、フィジカルAIなど、企業がAIを実務へ導入するための製品・サービスが主な対象です。
一般向けの科学イベントではなく、企業のAI導入担当者や経営者などが具体的な課題を持って商談・比較検討する場です。企業がAI導入のどこでつまずき、どのような製品や支援を必要としているのかを知る機会にもなります。
AXとは何?
AXはAI Transformationの略として使われ、AIを単発の便利ツールとして使うだけでなく、仕事の進め方や組織そのものをAI前提で変えていく考え方です。
NEOではAI活用の成熟度を段階で整理しています。個人がAIツールを使う段階から、部署やチームへ展開する段階、AIがシステムと連携して業務の一部を代行する段階、さらに複数のAIを使って意思決定や全体最適へ進む段階までを想定しています。
AXフェーズ1~4|会社の状態で考える
主催者は2027年の来場案内を、AI活用の成熟度に応じた4つのAXフェーズで整理しています。フェーズ1は「個人活用→チーム展開」で、社員個人は生成AIを使えていても、プロンプトや社内ルール、利用ツールが共有されていない状態です。フェーズ2は「PoC→本番化・全社実装」で、試験導入では効果が出たものの、予算化、責任分担、セキュリティ、データ連携、ROI(Return on Investment/投資対効果)の説明で止まっている状態です。
フェーズ3は「部分自動化→業務プロセス再設計」です。AIエージェントで一部の作業を自動化していても、最後は人が情報を転記したり承認したりするため、業務全体では効率が上がらない状態を指します。ここではAIを既存業務へ足すのではなく、AIが動くことを前提に業務手順そのものを組み直します。フェーズ4は「AI活用→意思決定・全体最適」で、複数のAIやエージェント、経営データを連携させ、経営判断や事業戦略までAIで支援する段階です。
2027年は、フェーズごとに出展サービスとセミナーを選べる構成です。フェーズ2なら本番化・予算化、フェーズ3ならエージェント連携とガバナンス、フェーズ4なら意思決定支援AI、マルチエージェント基盤、経営ダッシュボードなどを見ると、自社の課題と展示を結び付けやすくなります。
DXとAXは何が違う?
DXはDigital Transformationの略で、デジタル技術を使って業務や事業そのものを変える広い概念です。
AXは、その中でもAIを中心に変革を進める考え方として捉えると分かりやすくなります。個人が生成AIを使うだけでなく、組織のルールや業務プロセス、意思決定までAI活用を広げていく点に焦点があります。
PoCとは?
PoCはProof of Conceptの略で、日本語では「概念実証」です。「このAIは会社の実務で使えるのか」を小さな範囲で試し、効果や課題を確かめます。
AIのデモが成功しても、正確性、個人情報や機密情報の扱い、権限管理、既存システムとの接続、費用、運用ルールなどを解決しなければ本番導入へ進みにくくなります。AI展示会で「PoC止まり」という言葉がよく使われるのは、この移行段階が多くの企業の課題になっているためです。
RAGとは?
RAGはRetrieval-Augmented Generationの略で、日本語では「検索拡張生成」と呼ばれます。質問に答える前に、社内文書やデータベースなどから関連情報を検索し、その情報を生成AIへ渡して回答させる仕組みです。
社内規程、商品情報、マニュアルなど、一般的な生成AIが持っていない企業固有の情報を回答へ反映しやすいため、企業向けAIで重要な技術です。
AIエージェントとは?
AIエージェントは、質問に答えるだけでなく、目的に応じて複数の作業を組み立て、外部システムやツールを使って処理するAIです。
例えば、問い合わせ内容を読み、顧客情報を確認し、回答案を作成して、必要に応じて担当者へタスクを登録するといった一連の仕事を自動化する方向へ発展しています。
企業がAIを本番導入するとき何が必要?
企業でAIを本番運用するには、AIモデルの性能だけでなく運用設計が必要です。どのデータへアクセスできるか、誰が最終確認するか、誤った回答をどう記録するか、料金をどう管理するか、既存システムとどう接続するか、AI利用の責任を誰が持つかといった条件を決めます。
NEOの展示を見るときは、「どれだけ賢いAIか」だけでなく、「会社の中で安全に動かす仕組みまで用意されているか」を見ると、企業向けAIサービスの違いを理解しやすくなります。
過去開催|AI・人工知能EXPO NEOは2026年8月に初開催
AI・人工知能EXPO NEOは、2026年8月5日・6日に東京国際フォーラムで初開催されました。主催者の開催結果では2日間の来場者6,285名、セミナー聴講者5,040名、21セッション、出展社106社。会期後も出展社検索には108社が掲載されており、検索掲載数と開催結果の公式集計は分けて見る必要があります。
初回で特徴的だったのは、会場そのものをAXフェーズで色分けしたことです。来場者は登録時に自社のAI活用段階を申告し、当日はバッジ、ブース前の床面、セミナー、専用ラウンジまで同じ4色で統一されました。会場へ入ると「自社はいま個人利用なのか、組織展開なのか、本番実装なのか」を色で確認し、その色を追いながらブースや講演を回る仕組みです。大量のAIサービスを漫然と見るのではなく、自社の現在地から次の一手を探すというNEOの考え方が、空間全体で表現されていました。
展示にはAI導入・活用支援、業務特化型AI、データ基盤、AIインフラ、ガバナンス・セキュリティ、フィジカルAIが並びました。AICEは閉域LLM基盤を含む導入支援、EQUESは規制産業向け生成AIやAIワークフローを紹介。生成AIへ質問して答えを得るデモだけでなく、社内データへつなぐ、業務をAIエージェントへ任せる、監査や権限を管理する、といった本番運用を想像できる展示が中心でした。
セミナーには、みずほ銀行、清水建設、ライオンなど各業界のAI推進担当者が登壇しました。個人が生成AIを使う話から、建設現場や大企業の業務プロセスへAIを組み込む話までが同じ会場で続き、PoCの先にある組織展開やROI、ガバナンスが現実の経営課題として語られました。初回から「生成AIの新機能を見る展示会」より、「会社の仕事をどこまでAIへ渡せるかを考える展示会」という性格がはっきりしていました。
幅広いAI製品を比較したい人はAI World、AIをDX・ロボット・業務改革まで含めて見たい人はNEXT BUSINESS EXPOも参考になります。NEOはその中でも、自社のAI活用がどの段階で止まっているかを起点に、次の実装フェーズへ進むための情報を選ぶ点が特徴です。
初参加者はどう見ればいい?
最初に自分や自社がどのAXフェーズにいるかを整理し、その後で同じ課題を扱うブースを見ると、企業向けAIの違いを把握しやすくなります。
「PoCを本番導入へ進める」「社内データをAIで使う」「AIエージェントで業務を自動化する」など、見るテーマを一つ決めてから回ると比較しやすくなります。セミナーを目的にする場合は、展示会の来場登録とは別に申込みが必要かどうかも公式ページで確認してください。
AI・人工知能EXPO NEO 2027のFAQ
入場は無料ですか?
無料ですが、事前の来場登録が必要です。登録後に発行される入場用情報を確認して会場へ向かいます。
2日間とも行く場合、毎日登録が必要ですか?
一度の来場登録で会期中有効です。1月7日・8日の両日を見る場合も、日ごとの再登録は必要ありません。
会場内で写真を撮れますか?
公式FAQでは、来場者・出展社とも会場内の写真撮影は禁止されています。展示やスライドを記録したい場合も撮影せず、出展社の配布資料や公式情報を利用してください。
18歳未満でも参加できますか?
未成年者は、保護者による参加・プライバシー・展示会/セミナー参加ポリシーへの同意と、保護者または18歳以上の引率者が必要です。
2027年の出展社・製品はいつ分かりますか?
公式FAQでは、2027年1月開催展の出展社・出展製品検索を2026年11月頃に公開すると案内しています。具体的な展示を見る目的で訪れる場合は、公開後に検索して候補を決めると回りやすくなります。
まとめ
AI・人工知能EXPO NEOは、企業がAIを導入・実装し、組織へ定着させていく過程を具体的に見られるBtoB展示会です。AX、PoC、RAG、AIエージェントの意味を知っておくと、展示やセミナーの内容を理解しやすくなります。

