経済学の賞と聞くと、まずノーベル経済学賞が思い浮かびます。しかし、経済学の世界には「若手研究者を評価する賞」「欧州の研究者を対象とする賞」「一つの優れた論文を選ぶ賞」「金融経済学に特化した若手賞」など、役割の異なる重要な賞があります。
賞の違いをたどると、経済学がどのように新しい研究者や研究テーマを評価してきたのかが見えてきます。2026年9月1日時点の最新状況まで含め、世界的に権威のある経済学賞7つを歴史と役割から整理します。
- まずは「経済学賞の地図」――何を評価する賞なのか
- 1947年から2026年まで――経済学賞の歴史を年表で見る
- ノーベル経済学賞――経済学の総合的な最高峰
- John Bates Clark Medal――米国で活動する40歳未満の研究者を評価
- Yrjö Jahnsson Award――欧州の若手・中堅経済学者を見る賞
- Nemmers Prize――「永続的に重要な業績」をたたえる隔年賞
- BBVA Foundation Frontiers of Knowledge Award――世界的研究を分野横断で評価
- Frisch Medal――研究者ではなくEconometricaの論文を評価
- Fischer Black Prize――金融経済学の若手研究者に贈られる賞
- 賞を渡り歩いた経済学者――若手賞からノーベルまでの時間
- 日本人はどこまで来ている? 世界的な賞を受けた清滝信宏
- 2026年現在、どの賞を見ると何が分かるのか
- よくある質問
- 主な公式資料
まずは「経済学賞の地図」――何を評価する賞なのか
7賞は同じ基準で競うランキングではありません。ノーベル経済学賞が長期的に重要性の確立した大きな業績を広く評価する一方、Clark MedalやYrjö Jahnsson Awardは若い研究者、Frisch Medalは論文、Fischer Black Prizeは金融研究という具合に焦点が違います。
| 賞名 | 開始 | 主催・選考主体 | 主な対象 | 頻度 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|---|
| ノーベル経済学賞 | 1969年 | スウェーデン王立科学アカデミー | 経済学上の重要な業績 | 毎年 | 世界的知名度と総合的威信の最高峰 |
| John Bates Clark Medal | 1947年 | American Economic Association | 米国で活動する40歳未満の経済学者 | 毎年(2010年以降) | 若手経済学者の代表的な栄誉 |
| Yrjö Jahnsson Award | 1993年 | Yrjö Jahnsson Foundation・European Economic Association | 45歳以下の欧州の経済学者 | 隔年 | 欧州の若手・中堅研究者を評価 |
| Nemmers Prize in Economics | 1994年 | Northwestern University | 永続的に重要な業績を築いた研究者 | 隔年 | 「lasting significance」を重視 |
| BBVA Foundation Frontiers of Knowledge Award | 2008年 | BBVA Foundation | 経済・金融・経営分野の重要な知識への貢献 | 毎年 | 複数分野を横断する国際賞 |
| Frisch Medal | 1978年 | Econometric Society | Econometrica掲載の優れた応用研究論文 | 隔年 | 人物ではなく論文を評価 |
| Fischer Black Prize | 2003年初回 | American Finance Association | 金融経済学の若手研究者 | 隔年 | 金融研究に特化した若手賞 |
| 賞 | 2026年9月1日時点の最新受賞者 | 日本人との関係 |
|---|---|---|
| ノーベル経済学賞 | 2025年 Joel Mokyr、Philippe Aghion、Peter Howitt。2026年は未発表 | 日本人受賞者はまだいない |
| Clark Medal | 2026年 Ludwig Straub | 日本人受賞者なし |
| Yrjö Jahnsson Award | 2025年 Julia Cagé、David Yanagizawa-Drott | 1999年 清滝信宏 |
| Nemmers Prize | 2026年 Whitney K. Newey | 日本人受賞者なし |
| BBVA Frontiers | 第18回 Charles F. Manski(2025 edition、2026年授賞) | 第13回 清滝信宏 |
| Frisch Medal | 2026年 Adrien Bilal、Niklas Engbom、Simon Mongey、Giovanni L. Violante | 日本人受賞者なし |
| Fischer Black Prize | 2025年 Tyler Muir | 日本人受賞者なし |
1947年から2026年まで――経済学賞の歴史を年表で見る
- 1947年 John Bates Clark Medal第1回。Paul Samuelsonが受賞。
- 1968年 スウェーデン国立銀行が創立300周年を記念して経済学賞を設立。
- 1969年 ノーベル経済学賞第1回。Ragnar FrischとJan Tinbergenが受賞。
- 1978年 Frisch Medal第1回。Angus Deatonが受賞。
- 1993年 Yrjö Jahnsson Award創設・第1回。Jean-Jacques LaffontとJean Tiroleが受賞。
- 1994年 Erwin Plein Nemmers Prize in Economics第1回。Peter Diamondが受賞。
- 2002年 Fischer Black Prize創設。
- 2003年 Fischer Black Prize第1回。Raghuram Rajanが受賞。
- 2008年 BBVA Foundation Frontiers of Knowledge Awards創設。
- 2026年 Clark MedalはLudwig Straub、Nemmers PrizeはWhitney K. Newey、Frisch Medalは4人の共同研究者、BBVA Frontiers第18回はCharles Manskiが最新。ノーベル経済学賞2026年は9月1日時点で未発表。
これらの賞は、ノーベル経済学賞から派生して増えたものではありません。米国経済学会、欧州経済学会、大学、財団、計量経済学会、金融学会などが、それぞれ異なる目的で研究を評価してきた結果です。
ノーベル経済学賞――経済学の総合的な最高峰
正式名称はThe Sveriges Riksbank Prize in Economic Sciences in Memory of Alfred Nobel、日本語では「アルフレッド・ノーベル記念スウェーデン国立銀行経済学賞」です。アルフレッド・ノーベルが1895年の遺言で定めた物理学、化学、生理学・医学、文学、平和の5賞に経済学は含まれていません。1968年、スウェーデン国立銀行が創立300周年を記念して設け、1969年に初めて授与されました。選考はスウェーデン王立科学アカデミーが行います。
1969~2025年に57回、99人が受賞し、女性受賞者はElinor Ostrom、Esther Duflo、Claudia Goldinの3人です。2025年の賞金は1賞あたり1,100万スウェーデンクローナでした。
第1回のRagnar FrischとJan Tinbergenは、経済現象を数量的なモデルで分析する計量経済学の発展を象徴しました。その後、Milton Friedmanの貨幣論、John Nashのゲーム理論、Daniel Kahnemanの心理学と経済学の接続、Elinor Ostromの共有資源研究、Esther Dufloらの貧困研究、David Cardの労働経済学、Daron Acemogluらの制度と繁栄の研究まで対象は広がっています。
2025年はJoel Mokyr、Philippe Aghion、Peter Howittが「イノベーション主導の経済成長を説明した」業績で受賞しました。Mokyrは技術進歩が継続的成長につながる条件を歴史から明らかにし、AghionとHowittは新技術が旧技術を置き換える「創造的破壊」を理論化しました。現代の技術投資やAIへの期待と過熱を考える際には、AIバブルとドットコムバブルを比較した記事も関連します。
2026年9月1日時点では2026年の受賞者は未発表です。ノーベル財団は2026年の各賞を10月5~12日に発表すると告知しており、経済学賞は10月12日に発表予定です。日本人のノーベル経済学賞受賞者も、この時点ではまだいません。
John Bates Clark Medal――米国で活動する40歳未満の研究者を評価
John Bates Clark Medal(ジョン・ベイツ・クラーク・メダル)はAmerican Economic Association(AEA)が授与する賞です。1947年に始まり、第1回はPaul Samuelson。1947~2009年は原則隔年、2010年から毎年授与されています。
現在の対象は40歳未満の「American economist」ですが、AEAは米国籍を条件としていません。受賞時に米国で活動していれば対象になります。研究者の国籍より、米国の経済学界で若くしてどれほど重要な研究成果を挙げたかを見る賞です。
2026年受賞者Ludwig Straubは、不平等な家計や企業をひとまとめにせず、それぞれの違いを組み込んだマクロ経済モデルを発展させました。借金の多い家計と貯蓄の多い家計では、金利や景気刺激策への反応が違います。その違いを経済全体の動きと結びつけた研究が評価されています。
Clark Medal受賞者は、その後ノーベル賞を取るのか
AEAの歴代Clark Medal一覧と2025年までのノーベル経済学賞受賞者一覧を照合すると、Clark Medal受賞後にノーベル経済学賞を受けた研究者は15人です。Paul Samuelson、Milton Friedman、James Tobin、Kenneth Arrow、Lawrence Klein、Robert Solow、Gary Becker、Daniel McFadden、Joseph Stiglitz、Michael Spence、James Heckman、Paul Krugman、David Card、Esther Duflo、Daron Acemogluが該当します。
若い時期の研究を評価する賞と、長い年月を経て重要性が確立した業績を評価する賞では時間軸が違います。Clark Medalは「将来のノーベル賞を予言する賞」ではなく、過去に多くの重複受賞者を生んできた若手賞です。
Yrjö Jahnsson Award――欧州の若手・中堅経済学者を見る賞
Yrjö Jahnsson Awardは、フィンランドのYrjö Jahnsson Foundationが1993年に設け、European Economic Association(EEA)と協力して選考する隔年賞です。現在は45歳以下の欧州の経済学者を対象とし、出産、長期療養、兵役などでは年齢条件が延長される仕組みがあります。
第1回はJean-Jacques LaffontとJean Tirole。1999年にはNobuhiro KiyotakiとJohn Moore、2001年にはPhilippe AghionとGuido Tabellini、2013年にはThomas PikettyとHélène Reyが受賞しています。Aghionは24年後の2025年にノーベル経済学賞を受賞しました。
Thomas Pikettyは2013年、税務記録を使って所得・資産格差の長期変化を追った研究で評価されました。英語版『21世紀の資本』が世界的な話題になったのは2014年前後です。一般読者の間で大ブームになる前から、長期的な格差研究は経済学界で大きな評価を受けていました。
最新の2025年受賞者はJulia CagéとDavid Yanagizawa-Drott。政治経済学とメディア研究、とくにメディアやSNSが政治的信念や行動に与える影響を歴史データから分析した業績が評価されました。
Nemmers Prize――「永続的に重要な業績」をたたえる隔年賞
Erwin Plein Nemmers Prize in EconomicsはNorthwestern Universityが1994年に始めた隔年賞です。Erwin Esser NemmersとFrederic E. Nemmers兄弟の遺贈を背景に設けられ、経済学賞には父Erwin Plein Nemmersの名が付けられました。
選考で重視されるのは「achievement and work of lasting significance」。流行の研究を選ぶというより、その後も長く経済学の考え方や分析方法を支える成果を評価する考え方です。現在の賞金は30万ドルです。
2026年受賞者はMIT名誉教授Whitney K. Newey。半パラメトリック計量経済学をはじめ、データから効果や関係を推定するときの基礎理論を長年築いてきました。その成果は、機械学習を使った現代の統計的推論にもつながっています。
1994~2026年の受賞者は17人です。このうち2025年までにノーベル経済学賞を受賞したのはPeter Diamond、Thomas Sargent、Robert Aumann、Daniel McFadden、Edward Prescott、Lars Peter Hansen、Paul Milgrom、Daron Acemoglu、Jean Tirole、Claudia Goldinの10人。17人中10人、約59%に当たります。これは過去の重複実績であり、将来の受賞確率ではありません。Nemmers Prizeがノーベル受賞者を数多く先に評価してきた事実を示しています。
BBVA Foundation Frontiers of Knowledge Award――世界的研究を分野横断で評価
BBVA Foundation Frontiers of Knowledge Awardsは2008年に始まった国際賞です。基礎科学、生命科学、気候変動、情報通信、社会科学、音楽など複数分野を設け、経済学関係はEconomics, Finance and Management部門で表彰します。重要な研究や知識への貢献そのものを評価する賞で、単純な生涯功労賞ではありません。第1回の経済・金融・経営部門受賞者はJean Tiroleで、現在の賞金は各部門40万ユーロです。
第17回(2024 edition、2025年発表・授賞)ではOlivier Blanchard、Jordi Galí、Michael Woodfordが受賞しました。価格や賃金がすぐには動かない現実を取り込んだニュー・ケインジアン型のマクロ経済学を発展させ、金融政策や財政政策の分析に大きな影響を与えた研究です。
第18回(2025 edition、2026年発表・授賞)はCharles F. Manski。データが不完全なとき、一つの精密な数字を無理に出すのではなく「ここからここまでなら言える」という範囲を示す部分識別などの方法を発展させました。政策評価で不確実性を正面から扱う考え方です。
第13回(2020 edition)ではBen Bernanke、Mark Gertler、Nobuhiro Kiyotaki、John Mooreが共同受賞しました。金融市場の不完全さが企業の資金調達を通じて景気変動を増幅し、深い不況につながる仕組みを明らかにした研究が評価されています。
Frisch Medal――研究者ではなくEconometricaの論文を評価
Frisch MedalはEconometric Societyが1978年から授与する隔年の論文賞です。対象は同学会の学術誌『Econometrica』に掲載された優れた応用研究論文で、人物の生涯業績を評価する他の賞とは性格が異なります。
名称は計量経済学の発展に大きく貢献したRagnar Frischに由来します。Frischは1969年の第1回ノーベル経済学賞受賞者の一人で、1973年に死去しました。Frisch Medalの初回授与は1978年で、第1回受賞者はAngus Deatonです。
歴代にはLars Peter Hansen、Daniel McFadden、James Heckman、David Cardなど、後のノーベル経済学賞受賞者も含まれます。2026年はAdrien Bilal、Niklas Engbom、Simon Mongey、Giovanni L. Violanteの論文「Firm and Worker Dynamics in a Frictional Labor Market」が受賞しました。企業の成長・縮小と労働者の転職・雇用を一つの枠組みで捉え、企業と労働者の動きが労働市場全体をどう形作るかを分析した研究です。
Fischer Black Prize――金融経済学の若手研究者に贈られる賞
Fischer Black PrizeはAmerican Finance Association(AFA)が2002年に創設し、2003年から隔年で授与しています。金融研究で独創的かつ実務にも関係する一連の成果を挙げた若手研究者が対象です。現在の条件は原則40歳未満ですが、35歳までにPhDを取得していない場合は45歳未満まで対象になり得ます。賞金は5万ドルです。
第1回はRaghuram Rajan。2005年は該当者なしで、その後Tobias Moskowitz、Harrison Hong、Xavier Gabaix、Ulrike Malmendier、Yuliy Sannikov、Amir Sufi、Ralph Koijen、Matteo Maggiori、Johannes Stroebelと続き、2025年はTyler Muirが受賞しました。Muirは資産価格、金融仲介、金融危機などを研究しています。
賞名のFischer Blackは、Myron Scholesらとブラック=ショールズのオプション価格理論を発展させた金融経済学者です。Blackは1995年に死去し、1997年のノーベル経済学賞はRobert MertonとMyron Scholesが受賞しました。
賞を渡り歩いた経済学者――若手賞からノーベルまでの時間
同じ研究者が複数の賞を受ける例を見ると、賞ごとの時間軸が分かります。
- Paul Samuelson:1947 Clark Medal → 1970 Nobel Economics
- Esther Duflo:2010 Clark Medal → 2019 Nobel Economics
- Daron Acemoglu:2005 Clark Medal → 2012 Nemmers Prize → 2024 Nobel Economics
- Daniel McFadden:1975 Clark Medal → 1986 Frisch Medal → 2000 Nemmers Prize → 2000 Nobel Economics
- Philippe Aghion:2001 Yrjö Jahnsson Award → 2025 Nobel Economics
- Thomas Piketty:2013 Yrjö Jahnsson Award → 2014年前後『21世紀の資本』が世界的ブーム → 2026年9月1日時点でNobel Economics未受賞
40歳前後までの研究を評価する賞、論文単位で評価する賞、積み上がった業績を評価する賞、さらに長期的な重要性が確立した成果をたたえるノーベル経済学賞。経済学者の評価は一度で決まるのではなく、異なる時期と角度から積み重なっています。
日本人はどこまで来ている? 世界的な賞を受けた清滝信宏

清滝信宏は1955年大阪生まれの経済学者です。東京大学を卒業し、Harvard UniversityでPhDを取得。マクロ経済学、貨幣、信用市場、金融摩擦などを研究してきました。
1999年にはJohn MooreとともにYrjö Jahnsson Awardを受賞し、第13回BBVA Foundation Frontiers of Knowledge AwardではBen Bernanke、Mark Gertler、John Mooreと共同受賞しました。日本国内でも文化功労者に選ばれています。2026年9月1日時点でノーベル経済学賞は未受賞です。
清滝とMooreの研究で有名なのが、金融市場の制約が景気を増幅する仕組みです。資産価格が下がると担保価値が下がり、企業が借りられる金額が減ります。投資が減ると景気が悪化し、それがさらに資産価格や信用を押し下げる。最初のショックが金融面を通じて大きくなる循環です。
- 資産価格が下がる
- 担保価値が下がる
- 借りられる金額が減る
- 企業の投資が減る
- 景気がさらに悪化する
この考え方は金融危機や長期停滞を考えるうえでも重要です。日本の経験については日本のバブル崩壊と長期停滞で、制度と金融の変化を詳しく扱っています。中央銀行や金融政策への関心が広がった場合は、日本銀行本店見学ツアーの記事も関連します。
2026年現在、どの賞を見ると何が分かるのか
- Clark Medalを見ると、米国で活動する次世代の主要研究者が分かります。
- Yrjö Jahnsson Awardを見ると、欧州の若手・中堅の主要研究者が分かります。
- Frisch Medalを見ると、『Econometrica』で高く評価された重要な応用研究が分かります。
- Fischer Black Prizeを見ると、金融経済学の若手研究者の動向が分かります。
- Nemmers PrizeやBBVA Frontiersを見ると、すでに大きな成果を築いた世界的研究者が分かります。
- ノーベル経済学賞を見ると、長期的に重要性が確立した経済学上の大きな業績が分かります。
経済学賞を横に並べると、研究者の年齢、活動地域、対象分野、論文か人物か、評価する時間軸まで違うことが分かります。ノーベル経済学賞だけを追うより、若手賞や論文賞も一緒に見る方が、経済学がいまどこへ進んでいるのかを早い段階から捉えられます。
よくある質問
ノーベル経済学賞は「本当のノーベル賞」なの?
アルフレッド・ノーベルの1895年の遺言で設けられた元来の5賞とは成立経緯が異なります。1968年にスウェーデン国立銀行が創設し、1969年から授与されています。選考はスウェーデン王立科学アカデミーが担い、賞金額もノーベル各賞と同額です。
日本人のノーベル経済学賞受賞者はいる?
2026年9月1日時点ではいません。2026年の受賞者発表前です。一方、清滝信宏のようにYrjö Jahnsson AwardやBBVA Foundation Frontiers of Knowledge Awardを受賞した日本人研究者はいます。
Clark Medalを取るとノーベル賞を取りやすい?
歴代Clark Medal受賞者には、その後ノーベル経済学賞を受賞した研究者が多数います。2025年までの公式一覧を照合すると15人です。ただし、これは過去の重複実績であり、将来のノーベル賞受賞を予測する確率ではありません。
ピケティはどんな経済学賞を受賞している?
Thomas Pikettyは2013年にYrjö Jahnsson Awardを受賞しました。所得・資産格差の長期変化を税務記録などから分析した研究が評価され、翌年ごろから『21世紀の資本』が世界的なベストセラーとなりました。
主な公式資料
- NobelPrize.org:Facts on the prize in economic sciences
- American Economic Association:John Bates Clark Medal
- European Economic Association:Yrjö Jahnsson Award
- Northwestern University:Erwin Plein Nemmers Prize in Economics
- BBVA Foundation Frontiers of Knowledge Awards
- American Finance Association:Fischer Black Prize
