東京ゲートブリッジを歩いて渡る|海の森から若洲へ、夕焼け・マジックアワー・夜景を満喫した開催レポート

若洲海浜公園から見た夜の東京ゲートブリッジ

2025年11月16日16時から、18名で「今年解禁となった東京ゲートブリッジを歩いて渡ろう!マジックアワー、夜景、ライトアップも満喫しよう」を開催しました。海の森公園ビジターセンターから海の森大橋を渡り、中防昇降施設から東京ゲートブリッジへ。若洲側へ渡って若洲海浜公園堤防まで歩き、最後はバスで新木場方面へ向かいました。

海の森水上競技場の東側締切堤はこの日通行できず、海の森大橋へ迂回しました。長い距離になりましたが、夕焼け、マジックアワー、夜景へと移り変わる東京湾を橋上から味わえる、なかなかできない経験になりました。

今回のコース概要

  • 海の森公園ビジターセンター
  • 海の森大橋
  • 東京ゲートブリッジ 中防昇降施設
  • 東京ゲートブリッジ歩道
  • 若洲昇降施設
  • 若洲海浜公園堤防
  • バスで新木場方面へ

東京ゲートブリッジは利用時間・休止日などがあるため、訪問時は東京都港湾局の最新情報をご覧ください。

海の森地区を歩き、海の森大橋へ

海の森公園を出て湾岸部を歩くと、東京都環境局のガス有効利用施設が見えてきます。中央防波堤周辺は、東京の廃棄物処理と埋立ての歴史を現在の土地利用から読み取れる場所です。

海の森地区の東京都環境局ガス有効利用施設と太陽光発電設備
海の森地区で見た東京都環境局のガス有効利用施設。

夕空の下、海の森大橋へ。大きなアーチを渡る途中から、海の森水上競技場と、その先の東京ゲートブリッジを見渡せました。

夕空に架かる海の森大橋
夕空に架かる海の森大橋。
海の森大橋から望む海の森水上競技場と東京ゲートブリッジ

海の森水上競技場の奥に東京ゲートブリッジが見えます。

橋から降りる歩行者スロープも印象的です。高低差を折り返しながら下る姿は、大きな施設のようにも見えました。

海の森大橋から降りる長い歩行者スロープ
海の森大橋から降りる歩行者スロープ。

海の森水上競技場

海の森水上競技場は、東京2020オリンピック・パラリンピックでボートとカヌー(スプリント)の会場となった国際水準の水上競技場です。大会後も競技大会、水上スポーツ体験、イベントなどに利用されています。公式案内では艇庫棟、グランドスタンド棟、フィニッシュタワー棟などを備え、競技以外にも幅広く利用されています。

今回は内部見学ではなく、海の森大橋と東京ゲートブリッジから競技場を眺めました。水面、競技施設、海の森公園が一体になった風景から、東京湾の埋立地がスポーツや緑地の空間へ変化してきたことも感じられます。

中央防波堤

中央防波堤ちゅうおうぼうはていの名は東京港の防波堤の名称に由来します。東京都環境局によると、中央防波堤内側埋立地と中央防波堤外側埋立処分場は、その防波堤の内側・外側の水域にあることから名付けられました。

東京のごみ埋立ては1927年の8号地から始まり、夢の島として知られる14号地、現在の若洲にあたる15号地などへ移っていきました。中央防波堤内側では1973年に埋立てが始まり、1986年に終了しました。東京都環境局は、当時「ごみ戦争」と呼ばれるほど廃棄物問題が深刻化していたことや、浸出水による海域汚染を防ぐため遮水構造や処理施設が整えられたことを解説しています。現在、中央防波堤内側埋立地の一部は海の森公園として利用されています。

東京ゲートブリッジ

中防昇降施設へ到着。東京都港湾局によると、歩行者は若洲昇降施設と中防昇降施設の間を歩けます。歩道は都心側だけにあり、午前6時から午後7時まで、最終入場は午後6時30分です。午後4時30分以降は海の森地区へ降りられません。また、歩道上にトイレはありません。

東京ゲートブリッジ中防昇降施設の入口
東京ゲートブリッジ中防昇降施設の入口。

橋上へ上がると視界が一気に開けました。夕焼けからマジックアワーへ、空と水面の色が刻々と変わります。

東京ゲートブリッジ歩道から夕景を眺める参加者
東京ゲートブリッジの歩道へ。18名で夕景を楽しみました。
東京ゲートブリッジから望む夕暮れの海の森水上競技場と海の森公園

海の森水上競技場と海の森公園。水面にも夕焼けが映ります。

振り返ると中防昇降施設と歩いてきた方向が見え、湾岸の道路、水路、緑地、競技施設の配置を立体的に感じられました。

東京ゲートブリッジから振り返る中防昇降施設と歩いてきたルート
橋上から海の森側を振り返った景色。

日没後は夜景へ。開催日の2025年11月16日は、ZOZOマリンスタジアムで「King & Princeとうちあげ花火2025」が開催されており、東京湾の向こうに花火を見ることができました。公式情報でも11月15日・16日の2日間、16時30分開演と案内されています。

東京ゲートブリッジから見えたKing & Princeとうちあげ花火2025
東京湾の向こうに「King & Princeとうちあげ花火2025」の花火が見えました。

さらに暗くなると、葛西臨海公園の大観覧車方面、都心部、東京スカイツリーなど、湾岸を囲む光がはっきりしてきました。

東京ゲートブリッジ夜景と葛西臨海公園の大観覧車方面
葛西臨海公園の大観覧車方面まで広く見渡せました。
東京ゲートブリッジから望む都心夜景と東京スカイツリー

都心方面の夜景。東京スカイツリーも遠景に浮かびます。

若洲海浜公園

若洲わかすは東京の廃棄物埋立ての歴史とも深く結びついています。東京都環境局によると、15号地(現在の若洲)では1965年から1974年度まで埋立てが行われ、約1,844万トンが埋め立てられました。埋立て終了後はゴルフ場やキャンプ場などにも活用されています。

若洲側へ降り、若洲海浜公園から振り返ると、ライトアップされた東京ゲートブリッジが水面に映ります。橋上から景色を眺め、最後に地上から橋そのものを眺めることで、同じ橋の違う表情を楽しめました。

若洲海浜公園から見た夜の東京ゲートブリッジ
若洲海浜公園から振り返った東京ゲートブリッジ。

海沿いでは夜も釣りを楽しむ人の姿が多く見られました。湾岸らしい風景を眺めながら堤防沿いを歩き、最後はバスで新木場方面へ向かいました。

夜の若洲海浜公園海釣り施設で釣りを楽しむ人々
若洲海浜公園の海沿いでは夜も釣りを楽しむ人の姿が見られました。

歩いて分かった、東京湾岸の面白さ

中央防波堤の埋立ての歴史、東京2020大会のレガシーである海の森水上競技場、巨大な東京ゲートブリッジ、そして夕焼け・マジックアワー・夜景。長い距離を歩いたからこそ、東京湾岸の土地利用と景観の変化を連続して体験できました。

関連記事

東京湾岸の埋立てと都市形成をさらに知りたい方は、豊洲の歴史|埋立・造船所・ガス工場・豊洲市場を徹底解説、夜景と東京港の歴史を歩くなら竹芝・日の出ふ頭の歴史散歩|東京港・夜景・スマートシティを歩くもあわせてどうぞ。

TimeWalkで東京湾岸の歴史スポットを探す

TimeWalkは、現在地や指定地点の近くにある歴史スポットを地図で探し、自分で歴史散歩を楽しめるWebアプリです。今回のような湾岸散歩の予習・復習にも活用できます。

現在地から歩ける史跡を地図で探す(TimeWalk)

参考資料